入れたのは6本。開いているのは0本。
入れる本数と、テストの範囲につなげるやり方を決めれば変わります。
アプリを入れる前に、1日に何分やるかを先に決める
アプリ選びから入ると、まず失敗します。
先に決めるのは、平日の夜に英語へ回せる分数のほうです。10分なのか、30分なのか。
部活から帰って風呂と食事を済ませたあと、実際に机の前にいる時間を思い出してください。
10分しか取れないなら、入れるアプリは1本です。30分あるなら2本まで。
ここを決めずに5本入れると、どれも中途半端になって、1週間で全部開かなくなります。
・1日20分 → 単語1本+文法の演習1本
・1日30分以上 → 上の2本に授業動画を足す
・時間が読めない → まず10分の型で2週間試す

うちの子、無料と付くものを片っ端から入れてました。ホーム画面が英語アプリで1ページ埋まってます。
中学生の英語の勉強法に使うアプリは3種類。同時に入れるのは2本まで
ストアに並ぶ英語アプリは、中身で見ると3つに分かれます。
この3つは役割が違うので、同じ種類を2本入れても意味がありません。
| 種類 | できること | 1日の目安 |
|---|---|---|
| 単語アプリ | 4択や入力で語の意味と音を覚える。苦手な語だけ戻せる | 5分から10分 |
| 文法の演習アプリ | 並べかえや空所補充で文の形を手を動かして作る | 10分 |
| 授業動画アプリ | 単元ごとの授業を見る。分からない単元を1本ずつ埋める | 15分(見ない日があっていい) |
英会話やAIとの会話ができるアプリもあります。おもしろいですが、定期テストの点とはつながりません。
点を上げるのが目的なら、後回しで構いません。
入れるなら3種類のうち2本までです。単語と文法の組み合わせが、中学生には一番効きます。

取材した先生が「単語アプリだけ1本、を3か月続けた子が一番伸びた」と話していました。地味ですけど本当です。
入れた日から3日でやること
入れてすぐの3日が続くかどうかの分かれ目です。やることは決まっています。
1日目、教材とレベルを合わせる
単語アプリは、開いた瞬間に教材を選ぶ画面が出ます。ここで「高校入試」や「TOEIC」を選ばないでください。
中1、中2、中3と学年で分かれているものがあれば、いま習っている学年のひとつ下を選びます。
簡単すぎると感じるくらいでちょうどいいです。難しい教材を選んだ子は、まず3日でやめます。
2日目、音を出して使う
単語アプリの発音再生は、必ずオンにしてください。
読めない語は覚えられません。画面に出た語を、小さな声でいいので口に出しながら答えます。
イヤホンをつけると、家族がいても気になりません。
音を切って画面だけで進めた子は、テストのつづり問題でまとめて落とします。読み方を知らない語は書けないからです。
3日目、開く時刻を固定する
3日目にやるのは、時刻を決めることです。「風呂から出たら」「歯を磨く前に」のように、毎日必ずやる行動にくっつけます。
時間帯ではなく行動にくっつけるのがコツです。「夜9時」だと部活の日にずれて崩れます。
4日目からは何もしなくて構いません。3日連続で開けた子は、そのまま2週間続くことが多いです。
3日目までに決める3つ
- 教材は今の学年のひとつ下から
- 音は必ず出す
- 開く合図になる行動を1つ決める
「無料」には4通りある。課金画面が出る前に見分ける
ここが一番、書かれていないところです。
同じ「無料」でも、ずっと0円のものと、途中で止まるものがあります。
| タイプ | 実際にできること | 気をつけるところ |
|---|---|---|
| ずっと0円 | 機能に制限なし。NHKゴガクのような公共放送のものが代表 | 通信費はかかる |
| 広告つき0円 | 中身は全部使える。数問ごとに広告が入る | 広告を消すのに数百円の買い切りが要ることがある |
| 回数の制限つき | 間違えると残り回数が減り、その日は続けられなくなる | 乗ってきたところで止まるので、いらいらしやすい |
| 期間だけ0円 | 7日間などのあいだだけ全部使える | 解約しないと月1,000円前後が続けて引かれる |
見分け方は簡単です。ストアの画面を下にスクロールして、「アプリ内課金」の項目を開いてください。
ここに月額のプランが並んでいたら、無料で使えるのは一部だけだと思っていいです。
正直に言うと、中学生が有料プランを契約する必要はほとんどありません。ずっと0円のものと広告つきのもので足ります。
定期テストの範囲を、自分でアプリに入れてしまう
アプリで単語をやっているのに定期テストの点が動かない子がいます。
理由は単純で、アプリに入っている語と、テストに出る語が違うからです。
市販のアプリは高校入試を向いて作られています。学校の教科書のその単元に出る語とは、半分くらいしか重なりません。
これを埋める方法があります。自分で単語帳を作れるタイプのアプリを1本入れて、テスト範囲の語をそこに打ち込むんです。
教科書の単元末に並んでいる新出語を、英語と日本語で入れるだけ。30語なら10分もかかりません。
2. 打ち込みながら1回ずつ声に出す
3. 残りの13日はそれを毎日1周する
打ち込む作業そのものが、1回目の暗記になります。これは強いです。
他の人が作った単語帳を共有しているアプリもあります。同じ教科書を使っている人の単語帳が見つかれば、打ち込む手間も減ります。
ただ、他人が作ったものは訳が雑なことがあります。中身を1度は見てから使ってください。

アプリの中身とテスト範囲がずれてたんですね。それは点が動かないわけです。
通知とスクリーンタイムを、始める前に親子で決めておく
保護者が一番心配するのは「勉強と言ってスマホを触る時間が増えるだけでは」というところです。
この心配は、端末側の設定で先に片づけてしまうのが早いです。
iPhoneならスクリーンタイム、Androidならファミリーリンクから、アプリごとに1日の使用時間を決められます。
英語アプリだけを「制限しないアプリ」に入れて、動画やゲームのほうに時間の上限をかける形にします。
もう一つ、勉強に使うアプリの通知は全部切ってください。連続記録が途切れそうだと知らせてくる通知は、続ける動機としては弱いです。
切っても続く子は続きますし、通知で戻ってくる子は3日でうんざりします。
3週間開かなくなったときの戻り方
やめてしまう時期は、だいたい決まっています。定期テストの直後と、長期休みの3日目です。
3週間開いていないアプリを、そのまま再開しようとしないでください。連続記録が0に戻っているのを見た時点で、また閉じます。
やることは2つだけです。
1つ目は、教材のレベルをもう一段下げること。前にやっていたところより手前から始めます。
2つ目は、1日の量を半分にすること。10分やっていたなら5分です。
それでも1週間開かないなら、そのアプリは合っていません。消していいです。紙の単語カードに戻ったほうが早い子も普通にいます。
アプリはあくまで道具です。学校のワークと教科書が主で、その穴を埋めるのがアプリだと思っておくと、迷いません。

消すのは負けじゃないですよ。合わない道具を持ち続けるほうが時間の損です。
みやぎさんみやぎさんのベストオンライン英会話の管理者であり外国語関連のライターです。資格勉強に英会話の先生や生徒からリサーチして最新の情報をお伝えするように努力しています。特に学生向けの英語について執筆しています。


