机の上に積んだ領収書が30枚を超えたあたりから、複合機まで歩くのが面倒になります。手元で流せる小型機を6台並べました。
この記事で紹介するハンディスキャナー6選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | エプソン スキャナー ES-50 | ![]() |
270gで引き出しに入る | Amazon楽天 |
| 2位 | リコー PFU ScanSnap iX110 | ![]() |
充電式でケーブル不要 | Amazon楽天 |
| 3位 | FUNFANG ポータブルスキャナー | ![]() |
値段が一番やさしい | Amazon楽天 |
| 4位 | ブラザー MDS-940DW | ![]() |
両面を一度で読む | Amazon楽天 |
| 5位 | Canon imageFORMULA DR-P208II | ![]() |
紙を10枚セットできる | Amazon楽天 |
| 6位 | エプソン スキャナー ES-60WB | ![]() |
Wi-Fiでスマホに直送 | Amazon楽天 |
買う前に見る数字は、重さと1枚あたりの秒数だけでいい
カタログには数字が並んでいますが、小型機で本当に効くのは二つです。
一つ目は本体の重さ。300g前後なら引き出しにもカバンにも入りますが、700gを超えると据え置きの気分になります。持ち出す気があるなら400g以下、机に置きっぱなしなら重さは無視していい数字です。
二つ目は1枚あたりの秒数です。カラー4秒台なら、領収書30枚で2分ちょっと。ここが8秒になると、途中で飽きて席を立つ人が出ます。
- 持ち出す予定がある → 400g以下
- 両面の書類が多い → 両面同時読みのある機種
- パソコンを開きたくない → Wi-Fi対応で本体だけ動く機種
- 写真や図面をきれいに残したい → 600dpi以上

解像度は600dpiあれば文書用途で困りません。それより給紙が素直かどうかを見たほうが、後の不満が減ります。
6台を重さと手数で並べ直した比較表
性能と仕様、そして販売店で聞いた売れ方をもとに比べました。「1枚流すまでの手数」は、電源を入れてから紙が吸い込まれるまでに何回さわるかで数えています。
| 機種 | 重さの目安 | 両面 | 1枚流すまでの手数 | カバンに入れて忘れる軽さ |
|---|---|---|---|---|
| エプソン ES-50 | 約270g | なし | 2手 | ★★★★★ |
| リコー PFU ScanSnap iX110 | 約400g | なし | 1手 | ★★★★☆ |
| FUNFANG ポータブルスキャナー | 軽量 | なし | 3手 | ★★★★☆ |
| ブラザー MDS-940DW | 約700g | あり | 2手 | ★★☆☆☆ |
| Canon imageFORMULA DR-P208II | 約1kg | あり | 2手 | ★★☆☆☆ |
| エプソン ES-60WB | 約270g | なし | 1手 | ★★★★★ |
持ち歩ける小型で選ぶ!ハンディスキャナーのおすすめ6選
第1位 エプソン スキャナー ES-50

本体270gという数字が、この機種のすべてです。A4の紙を1枚差し込むと、カラーでもモノクロでも4秒前後で吸い込んで、そのままパソコンにPDFが落ちてきます。
手元で使っていて助かったのは、電源がUSBケーブル1本で済むところでした。ACアダプターを探さなくていいので、出先のカフェでも机の上が散らかりません。付属のEpson ScanSmartは、迷うところがほとんどないつくりです。
ただ、両面には対応していません。裏に印字のある請求書を通すと二度手間になります。パソコンとつながっていないと動かない点も、人によってはネックです。
270gで引き出しに寝かせておける
第2位 リコー PFU ScanSnap iX110(ホワイト)

約400gのバッテリー内蔵機です。ケーブルをつながなくても本体だけで動くので、外出先で名刺や書類をその場でデータにできます。
販売店の担当者に聞くと、営業職の人がこれを指名で買っていくそうです。レビューでも「ワンタッチでクラウドに飛ばせるのが手放せない」という声が多く並びました。ScanSnapのソフトは長く使われているだけあって、迷うところが少ないという評価です。
惜しいのは価格です。片面専用でこの値段は、書類の量が少ない人には高く感じます。バッテリーの劣化がいつか来る点も、長く使うつもりなら頭に入れておいてください。
ケーブルなしで外でも動く
第3位 FUNFANG ポータブルスキャナー

価格でいうと、この一覧の中で一番手を出しやすい機種です。まず一台試したい、という入口の需要をそのまま拾っています。
レビューを読むと評価はきれいに割れます。「この値段なら十分」という声と、「紙が斜めに入って撮り直しになる」という声が同じくらい並んでいました。国内メーカー機と同じ精度を期待すると、そこは違います。
正直に言うと、私はこの機種の立ち位置がしばらくわかりませんでした。ところが、月に数枚しかスキャンしない人にとっては、2万円の機械を置いておく理由のほうが薄いんですよね。使う頻度が低い人ほど、これで足りてしまいます。
まず一台ためすならこれ
第4位 ブラザー ドキュメントスキャナー MDS-940DW

約700gと重めですが、そのぶん両面を一度で読みます。両面カラー1枚が約4秒なので、裏返す手間がまるごと消えるのは大きいです。
無線LANと充電池が入っているため、パソコンのない場所でも単体で動きます。メーカーの案内では、現場で書類を電子化する用途を想定しているとのことでした。口コミでも「訪問先でその場でPDFにできる」という使い方が目立ちます。
難点は、やはり大きさと重さです。ビジネスバッグに入れると、それだけで肩に来ます。毎日持ち歩く機種ではなく、車で移動する人向けだと思ってください。

両面が要るかどうかは、手元の書類を10枚めくって数えれば決まります。3枚以上裏に印字があるなら、両面機を選んだほうがあとで困りにくいです。
両面を一度で読む現場向け
第5位 Canon imageFORMULA DR-P208II

小型機でありながら、紙を10枚ほどセットして連続で流せるのがこの機種の位置づけです。1枚ずつ差し込む機種と比べると、まとめて処理したいときの伸びが違います。
販売店で聞いた話では、法人の少人数オフィスからの引き合いが根強いとのことでした。レビューでも、名刺と請求書を混ぜて流しても止まりにくいという評価が並びます。両面にも対応します。
ただ、1kg近い重さがあるので、机の上の定位置を決めて使う機械です。持ち歩き用として買うと、たぶん3日でカバンから出しっぱなしになります。
10枚まとめて流せる小型機
第6位 エプソン スキャナー ES-60WB

1位のES-50にWi-Fiとバッテリーを足した上位機です。パソコンを開かずに、スマホへ直接データを飛ばせるのがこの機種のいちばんの違いです。
4秒台のスキャン速度はそのままで、ケーブルから解放されます。カウンター業務で使っている店舗もあるそうで、販売店のスタッフからは「お客さんを待たせない」という評価を聞きました。これでこの薄さは正直やばい!!
気をつけたいのは価格差です。ES-50と比べると1万円近く上がります。机の上でしか使わない人には、その差額が最後まで効いてきません。持ち出す予定がないなら1位で十分です。
Wi-Fiでスマホに直接飛ばせる
スキャンした紙をどうするか、先に決めておく
買った人がつまずくのは操作ではありません。読み取ったあとの紙をどうするかを決めていないことです。
スキャンしても紙を捨てられないと、机の上のかさは1ミリも減りません。「取り込んだら封筒に入れて月末に処分する」までを先に決めておくと、翌月から山ができなくなります。
- 保存先のフォルダをひとつ作り、そこ以外に置かない
- ファイル名は日付と相手先の2語だけにする
- 取り込んだ紙は専用の箱に移し、月末にまとめて処分
- 週に一度、5分だけ流す時間を決めておく
やってみると分かりますが、この4行を紙に書いて机に貼るだけで、続き方がまるで違います。機械の性能より、置き場所と締め切りのほうが効きます。
本体だけ買うと止まる。一緒に用意しておくもの
スキャナー本体より安いのに、効果が大きいものがあります。
一つ目はキャリアシートです。しわのあるレシートや破れかけた領収書をそのまま通すと詰まりますが、透明シートに挟めば素直に流れます。消耗品なので数枚多めに持っておくと安心です。
二つ目は書類を立てておくファイルボックスです。取り込み前の紙と取り込み後の紙を物理的に分けないと、二度読みか読み忘れが必ず起きます。
三つ目はクリーニング用の乾いた布です。ローラーに紙粉がたまると、斜行や二重送りが増えます。100枚ほど流したら一度拭く、くらいの気持ちでちょうどよいです。
みやぎさん学習と仕事まわりの道具を扱うプロライターです。今回は家電量販店のパソコン担当者2名と、書類の電子化を仕事にしている事務スタッフへのリサーチをもとに、実務での止まりやすい場所まで確認して並べました。


