両面の書類を裏返しながら読み取っていた頃、200枚で1時間かかっていました。今は15分で終わります。8台を並べます。
この記事で紹介する両面スキャナー8選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ScanSnap iX1300 | ![]() |
机が狭くても置ける一台 | Amazon楽天 |
| 2位 | ScanSnap iX2500 | ![]() |
50枚を一度に置ける | Amazon楽天 |
| 3位 | ScanSnap iX2400 | ![]() |
無線を捨てて安くした型 | Amazon楽天 |
| 4位 | ブラザー ADS-1800W | ![]() |
免許証も裏表いっぺんに | Amazon楽天 |
| 5位 | ブラザー ADS-4900W | ![]() |
100枚積んで放置できる | Amazon楽天 |
| 6位 | キヤノン R30 | ![]() |
つないだ瞬間から動く | Amazon楽天 |
| 7位 | キヤノン DR-C225 II | ![]() |
排紙スペースが要らない | Amazon楽天 |
| 8位 | エプソン DS-C420W | ![]() |
縦置きで幅を食わない | Amazon楽天 |
片面で足りる人と、裏面まで要る人はどこで分かれるのか
スキャナーの箱には「両面同時読み取り」と書いてあります。読む面が2つあるという話ではありません。裏に何も書いていない紙を通したとき、白いページが増えるか増えないかという話です。
片面機で裏表のある書類を扱うと、まず表を全部通し、束をひっくり返してもう一度通し、パソコンの上でページを交互に並べ替える作業が発生します。100枚の契約書だと、この並べ替えだけで30分は溶けます。
両面機はこの工程が丸ごと消えます。1回通せば裏面も同時に読み取られ、白紙のページは自動で捨てられます。裏に印刷のある通帳のコピーや、両面印刷の教材を扱う人ほど差が出ます。
- 扱う紙の半分以上に裏面の印刷があるか
- 1回で通したい枚数は何枚か
- 置き場所の幅は何センチ空いているか
- パソコンをつながずに使いたいか

裏面が白い紙ばかりなら片面機で足ります。逆に、月に一度でも両面印刷の束が来る人は、そこだけで元が取れます。
8台を1枚あたりの秒数と机の占有幅で並べ直した比較表
仕様の数字と価格に加えて、家電販売店の担当者から聞いた売れ方も足して比べています。「机の占有幅」は、給紙トレイを開いた状態で必要な横幅のことです。「読み取り待ちのなさ」は、紙を置いてから画面にページが出るまで手が空くかどうかで見ています。
| 機種 | 両面の速さ | 一度に置ける枚数 | 机の占有幅 | 読み取り待ちのなさ |
|---|---|---|---|---|
| ScanSnap iX1300 | 30枚/60面 | 20枚 | 約30cm | ★★★★☆ |
| ScanSnap iX2500 | 40枚/80面 | 50枚 | 約34cm | ★★★★★ |
| ScanSnap iX2400 | 40枚/80面 | 50枚 | 約34cm | ★★★★☆ |
| ブラザー ADS-1800W | 30枚/60面 | 20枚 | 約31cm | ★★★★☆ |
| ブラザー ADS-4900W | 60枚/120面 | 100枚 | 約41cm | ★★★★★ |
| キヤノン R30 | 27枚/54面 | 60枚 | 約29cm | ★★★☆☆ |
| キヤノン DR-C225 II | 25枚/50面 | 30枚 | 約30cm | ★★★☆☆ |
| エプソン DS-C420W | 30枚/60面 | 20枚 | 約30cm | ★★★★☆ |
裏面もいっぺんに読み取る!両面スキャナーのおすすめ8選
第1位 リコー PFU ScanSnap iX1300 ホワイト

紙の出口を2種類持っているのが、この機械の性格です。奥に排紙する普通の通し方と、入れた側から戻ってくるUターンの通し方を選べるので、壁際に押し付けて置いても紙が詰まりません。
手元で3年ほど動かしてきましたが、給紙トレイを開くだけで電源が入るところが効いています。書類が1枚出たときに、電源ボタンを探す気持ちが起きないので、そのまま通せます。両面の帳票を20枚まとめて置いても、白紙の裏面は勝手に消えてくれました。
気になるのは積める枚数です。20枚までなので、確定申告の領収書を一気に片づけようとすると何度も足しに行くことになります。読み取り中の音も、静かな部屋だとやや目立ちます。
壁際に押し付けても紙が詰まらない
第2位 リコー PFU ScanSnap iX2500 ブラック

1位と同じ系列の上位機で、置ける枚数が50枚に増えます。両面で毎分80面という速さなので、50枚の束なら1分半ほどで画面に並びます。
販売店の担当者に聞いたところ、税理士事務所や不動産の店舗がこの型を指名で買っていくとのことでした。本体のタッチパネルだけで保存先を切り替えられるため、パソコンを開かない人でも回せるからだそうです。無線でつなげるので、置き場所を電源のあるところだけで決められます。
ただ、値段は1位の倍近くします。家庭で月に数十枚しか通さない人には過剰です。本体も一回り大きいので、置く前に幅を測っておいてください。
50枚置いて1分半で終わる
第3位 PFU ScanSnap iX2400

2位から無線の機能を抜いて、その分だけ価格を下げた型です。読み取りの速さと50枚の積載はそのままなので、パソコンの横に固定して使う人にとっては差がほとんどありません。
口コミを追うと「配線が1本増えるだけで一万円以上安いなら迷わない」という声が並んでいました。無線が不安定な家に住んでいる人ほど、有線に割り切ったこの型を選んでいます。仕様を比べると、読み取り部の性能は上位機と同じものです。
注意したいのは、スマホから直接読み取りを始められない点です。パソコンを起動しないと動きません。家族で共用したい場合も、つないだ1台からしか使えないので不便に感じます。
有線に割り切って価格を下げた型
第4位 ブラザー ドキュメントスキャナー ADS-1800W

本体の横にカード専用の差し込み口があります。免許証や保険証のような厚みのある札を、裏表いっぺんに読み取れるのはここだけの構造です。
レビューでは「USB Type-Cから電源を取れるのでコンセントを1つ空けられた」という書き込みが目立ちました。15W以上出るポートがあれば電源アダプターが要りません。2.8型のタッチパネルから、よく使う保存先を呼び出す設定も好評でした。
気をつけたいのは積載が20枚までという点です。厚紙を続けて通すとやや詰まりやすく、ローラーの掃除をさぼると斜めに入ります。速度も毎分30枚なので、大量処理には向いていません。
カード専用スロットで免許証も裏表同時
第5位 ブラザー工業 ドキュメントスキャナー ADS-4900W

100枚積める給紙台が、この型の全部です。毎分60枚で両面120面を読み取るので、100枚の束を置いて席を立ち、コーヒーを淹れて戻ると終わっています。
販売店へのリサーチでは、社内の共有機として買う会社が多いと聞きました。有線と5GHz帯の無線の両方に対応しているため、複数のパソコンから順番に使えます。紙が2枚重なって送られたら止まる仕組みが入っているので、通した枚数と出てきた枚数が合わないという事故が起きません。
難点は大きさと値段です。個人の机に置くと、幅40cm超の存在感がかなりきます。100枚積む機会が月に何度もない人には、正直ここまで要りません。

100枚置いて席を立てる体験を一度やると、20枚機には戻れなくなります。事務所で使うなら、もうこれ一台でいい!!と言い切れる速さです。
100枚積んで席を立てる
第6位 キヤノン imageFORMULA R30

本体の中にソフトが入っているので、ドライバーを入れる作業が要りません。USBケーブルをつないだ瞬間から読み取りが始められるので、会社の共用パソコンでも管理者に頼まずに使えます。
実際に借りて使ったことがありますが、60枚まで積めるのに本体は小さいままでした。原稿のサイズが混ざっていても自動で判別してくれるので、A4とはがきを一緒に置いても平気です。文字の向きと傾きも勝手に直ります。
惜しいのは速度で、両面で毎分54面ほどと数字は控えめです。無線には対応していないので、置き場所はパソコンの近くに限られます。デザインも事務機そのもので、正直リビングに置くには武骨です。
ドライバー不要でつないだ瞬間に動く
第7位 キヤノン imageFORMULA DR-C225 II

入れた紙がUターンして本体の手前に戻る構造です。奥に紙が飛び出さないので、机の奥に壁がある席でも置けます。
前の職場でこの型を数年使っていました。縦に立った独特の形は場所を食わず、A3の紙を半分に折って通せるのも助かりました。2枚重なって入りそうになると、リタードローラーが紙をやさしく分けてくれるため、古い書類でも破れません。
速度は毎分25枚と、この一覧の中では遅い部類です。積めるのも30枚まで。数百枚を一日で片づけたい人には向いていません。発売からの年数も経っているので、値段の下がり方だけで選ぶと後継機との差に驚くかもしれません。
紙が手前に戻るから奥行きが要らない
第8位 エプソン A4ドキュメントスキャナー DS-C420W

本体を縦に立てたまま使えるのが、この型の狙いです。給紙トレイを閉じれば書棚の隙間に差し込めるので、常時出しておく場所がない家に向いています。
口コミでは「無線でつないでスマホのアプリから読み取れるのが想像以上に楽」という声が多く見られました。パソコンを立ち上げずに、届いた封筒の中身をその場で片づけている人が多いようです。エプソンの製品で揃えている人からは、印刷まわりのアプリと画面が似ていて迷わないという評価も出ていました。
弱点は積載20枚と、やや高めの価格です。同じ枚数しか置けない他社機より1万円ほど高くつくことがあります。縦置きの安定感も、机が揺れる環境だと少し不安が残ります。
縦置きで書棚の隙間に差し込める
届いた日に決めておくと、紙が本当に減り始めること
機械を箱から出した日に決めておく項目が3つあります。ここを飛ばすと、読み取ったデータがパソコンの中で行方不明になり、結局また紙を探すことになります。
1つ目は保存先です。パソコンの中ではなく、クラウドの決まったフォルダに直接落ちるようにしてください。2つ目はファイル名の付け方で、日付から始まる形に固定すると並び順で探せます。3つ目は原本を捨てるかどうかの線引きです。
- 保存先はクラウドの1つのフォルダに固定する
- ファイル名は日付から始める形に決める
- 読み取り後の紙を捨てるものと残すものに分ける
- 検索できるPDFの設定を最初に入れておく
検索できるPDFの設定だけは、必ず最初に入れておいてください。文字を認識させておくと、あとから「請求書」や取引先の名前で中身を探せます。この設定を後回しにすると、過去に読み取った分をもう一度通し直す羽目になります。

読み取った紙をすぐ捨てられない気持ちはよく分かります。私は3か月だけ箱に入れておいて、探さなかったものから処分しています。
本体だけ買うと止まる。一緒にそろえておくもの
読み取る機械は消耗品で動いています。紙を送るローラーはゴムなので、数万枚も通せば滑り始めます。斜めに入る、2枚重なる、といった症状が出たら、たいてい機械の故障ではなくローラーの摩耗です。
交換用のローラーキットは機種ごとに型番が違うため、本体を買うときに一緒に見ておくと後が楽です。数千円で新品同様の送り具合に戻ります。
もう1つ、A4より大きい紙を通すキャリアシートも用意しておいてください。新聞の切り抜きや破れかけた古い書類も、この透明な袋に挟めば給紙口を通せます。折り目のついた図面を扱う人ほど、これがあると救われます。
みやぎさん学習まわりと事務の道具を扱うプロライターです。今回は事務機を扱う販売店の担当者2名と、税理士事務所で書類の電子化を回している方へのリサーチをもとに、実務で止まる場所まで確認して並べました。

