こんにちは、みやぎです。勉強で使うイヤホンは、音のよさより耳をふさぐ力で選びます。今回は7機種を比べました。
この記事で紹介する勉強用イヤホン7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Apple AirPods Pro 3 | ![]() |
外音取り込みが自然 | Amazon楽天 |
| 2位 | Bose QuietComfort Ultra Earbuds | ![]() |
低い音の消え方が最上位 | Amazon楽天 |
| 3位 | Anker Soundcore P40i | ![]() |
1万円以下で12時間再生 | Amazon楽天 |
| 4位 | EarFun Air Pro 4+ | ![]() |
2台同時つなぎが安定 | Amazon楽天 |
| 5位 | QCY T13 ANC | ![]() |
3千円台で試せる入口 | Amazon楽天 |
| 6位 | Marshall Motif II A.N.C. | ![]() |
耳が痛くなりにくい小型 | Amazon楽天 |
| 7位 | JVCケンウッド Victor HA-EC77T-B | ![]() |
耳にかけて落ちない形 | Amazon楽天 |
勉強用イヤホンとは:音のよさではなく耳をふさぐ力で選ぶ道具
勉強でイヤホンを使う目的は、音楽を楽しむことではありません。周りの音を減らして、机に向かう時間を守ることです。
そのため見るところが普段の買い方と変わります。まず、音を減らす方法が2つあることを押さえてください。
カナル型と開放型:声を減らしたいならカナル型
カナル型とは、先端を耳の穴に差し込んでふさぐタイプです。開放型は耳の入り口に置くだけのタイプになります。
耳の穴をふさぐカナル型は、それだけで周りの音が下がります。人の話し声やページをめくる音といった高い音は、この物理的なふさぎで減らします。
家族の声やテレビの音を減らしたいなら、カナル型から選んでください。
ノイズキャンセリング:低くて続く音に効く電気的な処理
ノイズキャンセリングとは、マイクで拾った外の音と逆向きの音を出して打ち消す働きのことです。頭文字を取ってANCと書かれます。
得意なのはエアコンの送風音、冷蔵庫の運転音、電車の走行音です。低くて途切れない音ほどよく消えます。
逆に、人の話し声など高くて変化する音には効きが弱くなります。カナル型の形とANCの両方がそろって、はじめて部屋が静かになります。
外音取り込み:呼ばれたときに外さずに応じられる
外音取り込みは、ANCとは逆に外の音をマイクで拾って聞かせる働きです。
勉強中に家族から声をかけられたとき、この働きがあれば耳から外さずに返事ができます。外して付け直す動作がなくなるだけで、集中の切れ方がかなり変わります。
ちなみに、この働きの自然さはメーカーで差が大きい部分です。上位機種ほど、つけていないときの聞こえ方に近づきます。

耳の穴が小さい生徒には、イヤーピースのサイズを必ず変えてもらいます。付属の一番小さいものに替えるだけで、消え方が別物になることがあります。
勉強用イヤホンの選び方で見る4項目
音質の項目は入れていません。教材の音声と無音で使うことが大半だからです。
- 連続再生、1回の勉強を通すなら本体だけで5時間以上
- 残留ノイズ、無音で耳せん代わりに使うなら実売1万円以上
- 装着感、2時間つけて耳の奥が痛くならないか
- 2台同時つなぎ、スマホとパソコンを行き来するなら必要
連続再生:本体だけで5時間あれば1回の勉強は通せます
左右が分かれたワイヤレス型の本体側は、平均で5時間から8時間です。ケースに戻せば再充電できるので、合計では20時間を超える機種が多くなります。
1日3時間の勉強なら、本体5時間で足ります。英語のリスニングを続けて流す人は、8時間以上を選んでおくと途中で切れません。
ANCを入れると電池の減りが早くなるので、表示より1時間短く見積もってください。
残留ノイズ:無音で使うなら実売1万円以上を選ぶ
残留ノイズとは、ANCを動かしたときにイヤホン側から聞こえてしまう、小さくサーッと鳴る音のことです。
音楽を流していれば気づきません。ところが、勉強で無音のまま耳せん代わりに使うと、この音だけが残って気になります。
実売1万円を超える機種は、この処理がうまく作られていて、無音でもほとんど聞こえません。3千円台の機種では残ることがあります。
装着感:2時間つけて耳の奥が痛くならないか
勉強用は装着時間が長くなります。1時間では分からず、2時間目から痛みが出るという声が多い部分です。
本体が小さくて軽い機種、イヤーピースが柔らかい機種は、この痛みが出にくくなります。
耳の形は人それぞれなので、付属のイヤーピースを3サイズとも試してから判断してください。
2台同時つなぎ:スマホとパソコンを行き来するなら必要
2台同時つなぎは、スマホとパソコンの両方に同時につないでおける働きです。マルチポイントとも呼ばれます。
パソコンで動画の授業を見ながら、スマホの単語アプリの音声も聞く。この切り替えを毎回つなぎ直さずに済みます。
選び方の全体の流れは、動画でも確認できます。
勉強の集中に効くイヤホン おすすめ7選
静かさと装着感、価格のつり合いで順番を付けました。
第1位 Apple AirPods Pro 3

私が2026年の春から使っている機種です。勉強用として見たときに、外音取り込みの自然さが決め手になりました。
この働きを入れると、耳に何もつけていないときとほとんど同じ聞こえ方になります。家族に呼ばれても、外さずにそのまま話せます。私は1日に何度も声をかけられる環境なので、ここが効きました。
呼ばれる回数が多い家庭で勉強するなら、外音取り込みの質で選ぶ価値があります。
ANCの効きも前の型から大きく上がりました。冷蔵庫の運転音は、電源を入れた瞬間に聞こえなくなります。テレビの音は音量が半分ほどに下がり、言葉として拾いにくくなりました。
イヤーピースは5種類が付きます。私は一番小さいサイズに替えてから、2時間つけても耳の奥が痛くなくなりました。
本体だけの再生は最大8時間で、ケースと合わせて24時間です。1日3時間なら、充電は週に1回で済んでいます。
正直、値段は高いです。3万円台の出費なので、勉強だけのために買うかと聞かれると迷います。ただ、iPhoneやiPadを使っている人は、つなぎ替えの手間がゼロになるぶん、元は取りやすいと感じました。
外音取り込みが自然で外さずに返事できる
第2位 Bose QuietComfort Ultra Earbuds(第2世代) ブラック

低い音を消す力では、この機種を挙げる人が最も多い状況です。
耳の形を測って消し方を合わせる仕組みが入っています。販売店に確認すると、装着したときに驚いて買っていく人が多いのはこの機種だそうです。
エアコンや道路の音が常に鳴っている部屋なら、この機種が答えになります。
本体だけの再生は最大6時間です。今回の7機種では短いほうなので、長時間の学習ではケースに戻す時間が必要になります。
価格も3万円台後半です。イヤーピースにひれ状の部品が付いていて、耳の中で安定する反面、この形が合わない人もいるという声がありました。
Bose QuietComfort Ultra Earbuds(第2世代) ブラック
低い音の消え方はこの一覧で最上位
第3位 Anker Soundcore P40i ブラック

1位に替える前、1年ほど使っていた機種です。1万円を切る価格で、勉強に必要な働きがひととおりそろいます。
本体だけで最大12時間という再生時間が効きました。朝から夜まで机に向かった日でも、途中で切れたことがありません。
1日の勉強時間が長い人は、この再生時間だけで選ぶ理由になります。
2台同時つなぎにも対応します。私はパソコンの授業動画とスマホのアプリを行き来していましたが、つなぎ直す操作は不要でした。
ANCの効きは中くらいです。エアコンの音は減りますが、隣の部屋の話し声はうっすら残ります。無音で使うと、わずかに残留ノイズを感じました。
音楽か環境音を小さく流して使うなら、この価格で不満は出ません。
1万円以下で本体12時間と2台つなぎ
第4位 EarFun Air Pro 4+

1万円台前半で、上位機種に近い働きをそろえた機種です。
購入者の声で目立つのは、2台同時つなぎが途切れにくいという評価でした。パソコンとスマホを頻繁に行き来する使い方でも、音が飛ばないという書き込みが並びます。
授業動画とアプリを行き来する人は、この安定性で選ぶ価値があります。
本体だけの再生は最大11時間です。ANCを入れても8時間前後が見込めます。
専用アプリで消し方の強さを段階的に決められます。ただ、アプリの日本語表示に一部わかりにくい箇所があるという指摘もありました。
2台同時つなぎが途切れにくい1万円台
第5位 QCY T13 ANC

3千円台で買えるANC付きの機種です。生徒に勧める前に、私も1か月ほど試しました。
この価格でエアコンの音がきちんと減ります。ANCが自分に必要かどうかを確かめる入口として、ちょうどいい機種でした。
ANCを使ったことがない人は、まずこの価格帯で効果を確かめてください。
本体だけの再生は最大7時間で、数字の上では上位機種と並びます。
ただ、無音で使うと残留ノイズがはっきり聞こえました。耳せん代わりに使う目的なら、この機種では届きません。音を小さく流す前提で使ってください。
タッチ操作の反応もややにぶく、そこは価格なりです。
3千円台でANCを試せる入口の1台
第6位 Marshall Motif II A.N.C. ブラック

英国の音響ブランドの機種で、本体が小さく軽いことで知られています。
耳の中に入る部分が小さいため、ほかの機種で耳の奥が痛くなった人が移ってくることが多いという話でした。
2時間目から耳が痛くなる人は、本体の小ささで選び直してください。
本体だけの再生は最大6時間、ケースと合わせて30時間です。
見た目に振った作りなので、ANCの効きは上位2機種には届きません。価格も2万円台後半で、静かさだけを求める人には向かない選択になります。
本体が小さく耳の奥が痛くなりにくい
第7位 JVCケンウッド Victor HA-EC77T-B ブラック

耳にかけるアーム部分が付いた形で、下を向いても落ちません。
机で参考書に向かうと、顔は下を向いた状態が続きます。その姿勢で本体が落ちるという相談は実際に多く、この形はそこに答えを出しています。
下を向く時間が長い勉強では、耳かけ形が一番落ちません。
本体だけの再生は最大9時間です。国内メーカーなので、修理の窓口がはっきりしている点も選ぶ理由になります。
耳にかける部分があるぶん、めがねと干渉することがあります。めがねを使う人は、つるの太さによっては当たるので確認してください。
JVCケンウッド Victor HA-EC77T-B ブラック
耳かけ形で下を向いても落ちない
7機種の静かさと再生時間を表で比べます
無音で使ったときの残留ノイズと、2時間つけたあとの痛みの出にくさを入れています。
| 機種名 | 本体の再生 | 2台つなぎ | 無音でも静か | 2時間つけた痛みにくさ |
|---|---|---|---|---|
| Apple AirPods Pro 3 | 8時間 | なし | ★★★★★ | ★★★★★ |
| Bose QC Ultra Earbuds | 6時間 | あり | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| Anker Soundcore P40i | 12時間 | あり | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| EarFun Air Pro 4+ | 11時間 | あり | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| QCY T13 ANC | 7時間 | なし | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| Marshall Motif II | 6時間 | あり | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| Victor HA-EC77T-B | 9時間 | あり | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
無音でも静かという項目は、音を流さずANCだけを動かして、サーッという音が聞こえるかどうかで付けています。
勉強中に使うときは音量と時間を決めておきます
イヤホンを使うと外が静かになります。その状態で音楽の音量を上げると、耳への負担が一気に増えます。
- 音を流すなら最大音量の6割まで。それ以上は上げない
- 1時間ごとに5分外して、耳の中を乾かす
- 歌詞のある曲は暗記の作業と相性が悪いので、環境音か無音にする
私が生徒に伝えているのは、暗記のときは無音、計算のときは環境音という分け方です。歌詞がある曲は、言葉を覚える作業と正面からぶつかります。

夏場に長時間つけっぱなしにして、耳の中がかぶれた子がいました。1時間で一度外す習慣だけは付けさせてください。
勉強用イヤホンでよく聞かれる質問に答えます
まずは実売1万円前後の機種を1つ買って、自分の部屋の音がどこまで減るかを確かめてください。そのうえで無音の静けさが足りないと感じたら、上位機種へ上げる。この順番で無駄が出ません。
みやぎさん学習環境まわりの道具を得意とする筆者です。今回は7機種の再生時間と対応の働きを1つずつ確認し、家電販売店の担当者と受験生の保護者にもリサーチしました。静かさと装着感から選べる形で紹介しています。


