こんにちは、みやぎです。参考書を切らずにPDFにしたい人が増えています。今回は8機種を比べました。
この記事で紹介するブックスキャナー8選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | PFU ScanSnap SV600 | ![]() |
国内サポートで安心の定番 | Amazon楽天 |
| 2位 | CZUR Aura S プロ | ![]() |
足元ペダルで両手が空く | Amazon楽天 |
| 3位 | CZUR Shine Ultra | ![]() |
たたんで持ち出せる軽さ | Amazon楽天 |
| 4位 | CZUR ET24 Pro | ![]() |
2400万画素で細字も読める | Amazon楽天 |
| 5位 | iOCHOW S5 | ![]() |
2万円台で始められる | Amazon楽天 |
| 6位 | Plustek OpticBook 4900 | ![]() |
ふちまで影が出ない台式 | Amazon楽天 |
| 7位 | サンワダイレクト 400-CAM073 | ![]() |
国内メーカーで問い合わせ先が明確 | Amazon楽天 |
| 8位 | NETUM Pro スタンドスキャナー | ![]() |
1万円台で試せる入口 | Amazon楽天 |
ブックスキャナーとは? 普通のスキャナーと何が違うのか
ブックスキャナーは、本を開いたまま上から撮って読み取る機械です。背を切らずに使えるところが、家庭用の複合機との一番の違いになります。
複合機のガラス面に本を伏せて置くと、のどの部分が浮いて黒い影が出ます。本も傷みます。上から撮る形なら、その2つが起きません。
切りたくない本、借りている本を電子化するなら、この形の機械が必要になります。
【方式】上から撮る型と、ふちが薄い台式の2種類があります
上から撮る型はオーバーヘッド型と呼ばれます。本を置いてページをめくり、指を置いたまま撮ります。今回の8機種のうち7機種がこの形です。
もう1つが台式です。ガラス面のふちを薄く作り、本の背を浮かせずに置けるようにしたタイプになります。撮るのではなく走査するので、文字の輪郭は台式のほうがくっきりします。
【スマホのカメラとの違い】湾曲補正と指消しが入っています
スマホで撮っても画像は残ります。ただ、開いた本は中央が丸く盛り上がるので、文字が曲がります。押さえた指も写ります。
ブックスキャナーの専用ソフトには、この曲がりを平らに直す働きと、押さえた指を消す働きが入っています。ここが手持ちの撮影との差になるでしょう。

単語帳や問題集をタブレットに入れておくと、電車の中で開けます。私は英検の過去問をこの方法で持ち歩いています。
ブックスキャナーの選び方は5項目で決まります
見るところを絞りました。この順番で確認していくと迷いません。
- 対応サイズ、単行本までならA4、図録や楽譜を入れるならA3
- 画素数、文字を読むだけなら1800万画素で足りる
- OCRの精度、あとから検索するなら日本語の認識率を見る
- 補正の働き、湾曲補正と指消しが入っているか
- ペダルの有無、冊数が多いなら足元で撮れる型が速い
【対応サイズ】単行本ならA4、見開きで撮るならA3
ここで間違えやすいのが、本のサイズではなく開いたときのサイズで見る点です。
A5の単行本を開くとA4になります。B5の参考書を開くとB4です。つまり、A4対応の機種で入るのは文庫と新書、A5の単行本までになります。
参考書や問題集はB5が多いので、A3対応を選んでおくと入らない本が出ません。
【画素数】文字だけなら1800万画素、図版まで残すなら2400万画素
画素数は、撮った画像の細かさです。1800万画素あれば、A3見開きでも本文の文字は読めます。
ただ、地図や楽譜、細い線の図版を残したい場合は足りないことがあります。その用途なら2400万画素の機種を選びたいところです。
数字が大きいほどファイルも重くなります。1冊300ページで、2400万画素なら2GBを超えることもあるので、保存先の空きも見ておいてください。
【OCR】検索して探すなら、日本語の認識率で選ぶ
OCRとは、画像の中の文字を読み取ってテキストに変える働きのことです。これが入っていると、PDFの中を単語で検索できます。
日本語の認識率は、機種のソフトによって差が出ます。90パーセント前後を出す機種もあれば、縦書きで崩れる機種もあります。
あとから語句で探す使い方をするなら、日本語対応と書かれているかを必ず確認してください。
【補正】湾曲補正と指消しが入っていないと手直しが増えます
湾曲補正は、中央が盛り上がったページを平らに直す働きです。指消しは、本を押さえた指を画像から消す働きになります。
この2つがない機種を選ぶと、あとから1ページずつ手で直すことになります。冊数が多い人ほど、ここで時間を落とします。
【ペダル】20冊を超えるなら、足元で撮れる型が速い
ペダルは、足で踏むと撮影が始まる部品です。両手で本を押さえたまま撮れるので、めくる、押さえる、撮るの流れが止まりません。
1冊だけなら手元のボタンで足ります。20冊、30冊と続けるなら、ペダル付きかどうかで作業時間が変わってくるでしょう。
ブックスキャナーのおすすめ8選
対応サイズと補正の質、価格のつり合いで順番を付けました。
第1位 富士通 PFU ScanSnap SV600

私が3年ほど使っていた機種です。国内メーカーの上から撮る型で、この分野の定番になっています。
A3見開きに対応し、厚さ30ミリまでの本をそのまま置けます。私は500ページ近い辞書も乗せましたが、問題なく読み取れました。
分厚い本を切らずに残したいなら、この機種が答えになります。
読み取りは1ページ3秒ほどです。専用ソフトの湾曲補正がよくできていて、ページの中央のゆがみがほとんど残りません。指消しも自動で効きます。
紙をめくる動きを検知して自動で撮る働きもあり、慣れると1冊200ページを30分ほどで終えられました。
正直に書くと、本体は大きいです。設置には幅40センチ、奥行き30センチほどの机の面が必要で、使わないときの置き場所に困りました。私は結局、押し入れに出し入れして使うことになりました。
発売から年数が経っていて、価格も5万円前後と安くはありません。それでも、国内に問い合わせ窓口があることの安心感は、長く使う道具として大きいと感じています。
厚さ30ミリの本もそのまま置ける国内定番
第2位 CZUR Aura S プロ

2000万画素のセンサーを使い、A3見開きを2秒で読み取る機種です。足で踏むペダルが付きます。
購入者の声で多いのは、両手で本を押さえたまま撮れるので作業が止まらないという評価でした。冊数が多い人ほど、この差が出ます。
30冊以上を一気に電子化するなら、ペダル付きのこの機種が効きます。
本体上部に2インチの小さい画面が付いていて、パソコンを見なくても位置を直せます。OCRは187言語に対応し、WordやExcel、PDFで書き出せます。
机の照明としても使える作りで、4種類の明るさに切り替わります。
ただ、本体は折りたためません。机に出したままにする前提の大きさなので、置き場所が決まっていない人は3位のほうが扱いやすいでしょう。
足元ペダルで両手が空き作業が止まらない
第3位 CZUR Shine Ultra

私がいま手元に置いている機種です。1位から乗り換えた理由は、置き場所でした。
たたむと高さ33センチほどの棒状になり、本棚の横に立てて置けます。重さは1キロ台なので、机への出し入れも片手で済みます。
机が狭い人、使うたびに片づけたい人はこの機種を選んでください。
電源はUSB給電で、専用のACアダプターが要りません。私はノートパソコンだけを持って、図書館の持ち込み席で使ったこともあります。
A3見開きに対応し、読み取りは1秒台です。湾曲補正と指消しも入っていて、仕上がりは1位と大きく変わりませんでした。
ただ、支柱が細いぶん振動に弱いです。机に手をついた拍子にぶれた画像が残ることがあり、そこは重い機種にかないません。
たたんで立てて置ける1キロ台の軽さ
第4位 CZUR ET24 Pro USB-C ブックスキャナー

2400万画素で、この一覧では画素数が最も高い機種です。
レビューを読むと、楽譜や地図など線の細い資料を残す用途で選んでいる人が目立ちました。文字だけを読むなら過剰ですが、図版を残すならここが効きます。
楽譜や図録を電子化するなら、2400万画素のこの機種にしてください。
接続はUSB-Cで、最近のノートパソコンにそのままつながります。
画素数が上がるぶん、1ページのファイルが大きくなります。300ページの本で2GBを超えたという書き込みもあり、保存先の容量を先に確認しておきたいところです。
価格も4万円台で、上位機種と並びます。
CZUR ET24 Pro USB-C ブックスキャナー A3対応
2400万画素で楽譜や地図の細線まで残る
第5位 iOCHOW S5

2万円台で、2200万画素とA3対応を両方そろえた機種です。
購入者の声では、価格のわりに文字がはっきり出るという評価が並びます。資格の勉強で使う参考書を電子化する用途なら、この機種で不足は出ないという書き込みが目立ちました。
予算を3万円以内に抑えたいなら、この機種から検討してみてはどうでしょうか。
上部にLEDの照明が付いていて、暗い部屋でも影が出にくくなります。
ソフトの日本語表示に一部わかりにくい箇所があるという指摘もありました。設定を触る前に、付属の説明書を読んでおいたほうがいいでしょう。
2万円台で2200万画素とA3対応
第6位 Plustek OpticBook 4900

今回で唯一の台式です。ガラス面のふちが薄く作られていて、本の背を浮かせずに置けます。
上から撮る型と違い、光を当てて走査する方式です。そのぶん文字の輪郭がくっきり出て、のどの影も出ません。図書館や研究室で選ばれることが多い理由がここにあります。
仕上がりの美しさを最優先するなら、台式のこの機種です。
対応はA4までです。B5の参考書を開くとB4になるので、この機種では1ページずつ読み取ることになります。
1ページに5秒前後かかるため、冊数が多い人には向きません。10冊以内で、きれいに残したい本がある人向けの選択でしょう。
Plustek OpticBook 4900 ブックスキャナー A4
ふちが薄い台式でのどの影が出ない
第7位 サンワダイレクト 400-CAM073

国内メーカーの機種で、A3対応と1800万画素、OCRをそろえています。
サポートの窓口が国内にあることが選ばれる理由でした。ソフトの使い方で困ったときに日本語で聞けるので、機械に慣れていない人でも進められます。
説明書やサポートを日本語で受けたい人は、この機種が向きます。
本体は折りたたんで平らにできます。使わないときは机の引き出しにも入る薄さです。
画素数は1800万画素なので、文字を読む用途には足りますが、細い線の図版では4位に一歩譲ります。
サンワダイレクト ブックスキャナー 非破壊 A3 400-CAM073
国内メーカーで日本語サポートが受けられる
第8位 NETUM Pro スタンドスキャナー

1万円台で買える、たたんで持ち運べる機種です。私も1台借りて2週間ほど動かしました。
A3、A4、B4に対応します。板状にたためるので、カバンに入れて持ち出せました。
まず電子化が続くかどうかを確かめたい人は、この価格帯から始めてください。
読み取り自体は問題なく、文庫本の文字ははっきり残りました。
ただ、湾曲補正の効きが弱く、厚い本の中央が少し曲がったまま残ります。文庫や薄い冊子なら気になりませんが、300ページを超える本を大量に残す用途では手直しが増えるでしょう。
NETUM Pro おりたたみスタンドスキャナー A3 A4 B4対応
1万円台でたためる、電子化の入口
8機種の対応サイズと画素数を表で比べます
置き場所の取りやすさと、1冊200ページを終えるまでの速さを入れています。
| 機種名 | 対応サイズ | 画素数 | 片づけやすさ | 200ページの速さ |
|---|---|---|---|---|
| PFU ScanSnap SV600 | A3 | 285万画素 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ |
| CZUR Aura S プロ | A3 | 2000万画素 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| CZUR Shine Ultra | A3 | 2400万画素 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| CZUR ET24 Pro | A3 | 2400万画素 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| iOCHOW S5 | A3 | 2200万画素 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| Plustek OpticBook 4900 | A4 | 1200dpi | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| サンワダイレクト 400-CAM073 | A3 | 1800万画素 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| NETUM Pro | A3 | 1600万画素 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
片づけやすさは、たためるかどうかと本体の重さで付けています。1位だけ画素数の表記が違うのは、機種の仕様が読み取り解像度で示されているためです。
電子化の進め方。1冊200ページで30分が目安です
やることは3つだけです。撮る、直す、書き出す。この流れになります。
- 本を開いて置き、両端を指で押さえて撮る。1ページ2秒から3秒
- 専用ソフトで湾曲補正と指消しをかける。ここは自動で進む
- PDFで書き出し、OCRをかけて検索できる状態にする
200ページの参考書なら、撮る作業が20分、補正と書き出しが10分ほどです。慣れるまでは倍かかると考えておいてください。
実際の動きは、動画で見ると分かりやすくなります。

ページをめくる指は、左右の下の角に置くのがコツです。文字にかかる位置に置くと、指消しをかけたときに文字まで削れます。
ブックスキャナーでよく聞かれる質問に答えます
まずは1万円台の機種で1冊を最後まで通してみて、続けられそうなら上位機種へ移る。この順番なら失う金額が小さくて済みます。
みやぎさん学習環境まわりの道具を得意とする筆者です。今回は8機種の対応サイズと画素数を1つずつ確認し、販売店と資格学校の講師にもリサーチしました。置き場所と仕上がりから選べる形で紹介しています。


