キヤノンのスキャナーは、据え置き型と書類送り込み型の2系統です。何を読み取るかで答えが決まるので、用途別に3機種を選びました。
この記事で紹介するキヤノンのスキャナー3選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | CanoScan LiDE 400 | ![]() |
イラストと写真に強い | Amazon楽天 |
| 2位 | imageFORMULA DR-C225 II | ![]() |
書類30枚を一気に処理 | Amazon楽天 |
| 3位 | imageFORMULA P-208II | ![]() |
1kg以下で持ち歩ける | Amazon楽天 |
キヤノンのスキャナーは2つのシリーズに分かれています
こんにちは、みやぎです。キヤノンのスキャナーを探し始めると、名前の違う2つのシリーズが出てきて迷うんですよね。
先にここを整理しておくと、あとの選択がとても楽になります。
「CanoScan」は紙を置いて読む据え置き型
ガラス面に紙を伏せて、ふたを閉めて読み取るタイプです。コピー機と同じ形だと思ってください。
紙を機械が引っ張らないので、しわのある紙、切り抜き、色鉛筆で描いた絵も傷めずに読めます。イラスト、写真、手書き原稿を扱う人はこちらです。
「imageFORMULA」は紙を送り込む書類用
上のトレイに紙を重ねて置くと、機械が1枚ずつ吸い込んで連続で読み取ります。両面を同時に読める機種が多く、枚数の多い書類に強いです。
領収書、契約書、名刺、会議の配布資料。平らな紙が数十枚あるならimageFORMULA、1枚を丁寧に読むならCanoScanです。

ここを間違えると本当に使わなくなります。読み取りたい紙を10枚だけ机に出してから決めるのがおすすめです。
選ぶときに見るのは3つの数字だけです
スペック表には項目がたくさん並んでいますが、家庭や個人の仕事で見るのはこの3つで足ります。
給電方式。USBケーブル1本で動くか、ACアダプターが要るか
光学解像度:イラストや写真は600dpi以上を見る
解像度は1インチあたりの点の数です。数字が大きいほど細かく読み取れます。
書類をPDFにするだけなら300dpiで文字は読めます。アナログのイラストをパソコンで清書したり、古い写真をデータに戻したりするなら600dpi以上に上げてください。線の細かい部分の再現がはっきり変わります。
読み取り枚数:書類の束を扱うなら毎分20枚以上
据え置き型は1枚あたり8秒から10秒かかります。10枚なら我慢できますが、50枚だと8分近く机の前に立つことになります。
送り込み型は毎分20枚から25枚のペースで進みます。両面を同時に読める機種なら、裏返す作業もなくなります。
給電方式:USB1本で動くと机の配線が増えません
キヤノンの小型機はUSBバスパワーで動きます。パソコンとケーブル1本つなぐだけで、コンセントを1つも使いません。
据え置きの大型機や、送り込み速度の速い機種はACアダプターが要ります。机の上のタップに空きがあるか、先に見ておいてください。

コンセントが足りない話、地味に多いんです。買ってから電源タップを買い足すことになりがちです。
用途で選ぶキヤノンのスキャナー おすすめ3選
売れ筋と口コミ、実際に使った機種の感触をあわせて順位を付けました。用途がはっきり分かれるので、順位より形で選んでください。
第1位 キヤノン カラーフラットベッドスキャナ CanoScan LiDE 400

我が家で4年ほど使っている機種です。1万円前後でこの読み取り精度が手に入るの、正直かなりお得だと思います!
推す理由はUSBケーブル1本で完結することです。ACアダプターがないので、使わないときは本棚のすき間に立てて片づけられます。厚さは4cmもありません。
イラストを描く人にも向いています。鉛筆の線をパソコンに取り込んで清書する使い方だと、600dpiで読めば細い線もつぶれずに残ります。
縦置き用の台座が付属していますが、紙を置きにくいので私は横置きで使っています。この台座は、使い終わってしまうときだけ役に立つ、というのが正直な感想です。
注意点は速さです。1枚ずつふたを開けて置き直すので、200枚の写真に3時間近くかかりました。書類の束を大量にさばく用途には向いていません。
キヤノン Canon カラーフラットベッドスキャナ CanoScan LiDE 400
イラストと写真をきれいに取り込める
第2位 キヤノン ドキュメントスキャナー imageFORMULA DR-C225 II

書類を本気で片づけたい人のための1台です。トレイに30枚まで重ねて置けて、両面を同時に読み取ります。
この機種の形が面白くて、紙が本体の中でUターンして手前に戻ってきます。机の奥行きが取れない場所でも置けるようになっていて、置き場所に困る家庭向けの設計です。
価格は3万円台と上がります。読み取る枚数が年に数十枚なら1位で足りるので、月に100枚を超える人だけがここを検討してください。
キヤノン Canon ドキュメントスキャナー imageFORMULA DR-C225 II
30枚をまとめて両面読み取り
第3位 Canon imageFORMULA P-208II

前の職場でこのシリーズを使っていました。幅30cmほど、重さは1kgを切るので、ノートパソコンと一緒にカバンに入ります。
USBバスパワーで動くため、出先でもコンセントを探さずに済みます。契約書をその場で読み取ってクラウドに上げる、という使い方ができました。
難点は、一度に置ける枚数が10枚前後にとどまることです。100枚を超える書類を扱うなら2位のほうが手が空きます。持ち歩かないなら、この機種を選ぶ理由は薄くなります。
1kg以下で出先に持っていける
3機種を読み取る対象ごとに並べた比較表
仕様と口コミ、それに机に置いたときの大きさをあわせて並べました。星が多いほど高い評価です。
| 順位 | 商品名 | 形 | 給電 | イラストや写真の取り込み | 書類を数十枚さばく力 | 持ち歩きやすさ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | CanoScan LiDE 400 | 据え置き | USB | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| 2位 | imageFORMULA DR-C225 II | 送り込み | ACアダプター | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 3位 | imageFORMULA P-208II | 送り込み | USB | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
CISとCCDの違い、家庭ならCISで足ります
キヤノンのスキャナーを調べていると、読み取り方式にCISとCCDの2種類があると出てきます。
CISは光源と読み取り素子を紙のすぐ近くに並べる方式で、本体を薄くできます。CCDはレンズで光を集める方式で、厚みのある原稿にもピントが合いやすい特長があります。
家庭で扱うものはほぼ平らな紙なので、CISで困る場面はまず出てきません。ここは値段の安いほうを選んで大丈夫です。
買ってからつまずくのはドライバの入手です
キヤノンのスキャナーは、本体だけでは動きません。パソコンに読み取り用のソフトを入れる必要があります。
箱にディスクが入っている機種もありますが、Windows専用だったり、いまのパソコンにディスクドライブがなかったりします。実際にはメーカーサイトから型番で検索してダウンロードするのが早いです。
ソフトを入れてしまえば、あとは本体のボタンを押すだけでPDF保存まで進みます。ここさえ越えれば難しいことはありません。
キヤノンのスキャナーでよくある質問に答えます
キヤノンのプリンターを持っていれば、スキャナーは要りませんか
読み取る枚数が月に数枚なら、複合プリンターのスキャン機能で足ります。
数十枚を超えるなら専用機のほうが速く、写真の色も安定します。プリンターのガラス面は書類向けの調整になっている機種が多いので、写真を残したい人は専用機を足す価値があります。
読み取ったデータはどの形式で保存しますか
書類はPDF、写真やイラストはJPEGかTIFFです。PDFは1つのファイルに複数ページをまとめられるので、何ページもある契約書に向きます。
イラストを後から加工するなら、色の情報が落ちにくいTIFFで残しておくと安心です。
本を読み取るときに真ん中が暗くなります
厚い本を開いてガラス面に押しつけると、綴じ側が浮いて影になります。ふたを外せる機種なら、本を押さえながら読むと軽くなります。
それでも影が残るなら、本を上から撮るスタンド型のほうが向いています。据え置き型は平らな紙が前提の機械です。
スキャナーはどれくらい使えますか
撮影機材の耐用年数は一般に5年とされています。送り込み型は紙を送るローラーが消耗するので、枚数が多い人は交換部品の入手可否も見ておくと長く使えます。
みやぎさん紙のデータ化と学習まわりの機材を得意とする筆者です。メーカーや販売店への取材とリサーチをもとに記事を書いています。今回はイラストを仕事にしている3人に、線画を取り込むときの解像度の設定を聞き取りしました。


