参考書の図をノートに写すだけで20分。
その書き写しを丸ごと省けるのが、勉強用のサーマルプリンターです。7台を用途別に比べました。
この記事で紹介する勉強用サーマルプリンター7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | BluwieBroka S1 | ![]() |
書き込みを消して再印刷 | Amazon楽天 |
| 2位 | Memoqueen T02 | ![]() |
図表の切り抜きが速い | Amazon楽天 |
| 3位 | NEWYES A4プリンター | ![]() |
A4の過去問をそのまま | Amazon楽天 |
| 4位 | Phomemo T02 | ![]() |
53mm幅で扱いやすい | Amazon楽天 |
| 5位 | Memoking T02 | ![]() |
動作音が静かで夜向き | Amazon楽天 |
| 6位 | ORGSTA S002 | ![]() |
300dpiで細字が潰れない | Amazon楽天 |
| 7位 | Phomemo M02S | ![]() |
3つの紙幅を使い分け | Amazon楽天 |
勉強用サーマルプリンターの選び方
インクを使わず熱だけで印字する機械なので、選ぶ場所は普通のプリンターと違います。
見る順番は解像度、用紙の幅、バッテリー、アプリ、感熱紙の5つです。
解像度で選ぶ 文字だけなら203dpi、図と写真は300dpi
市販機は203dpiと300dpiに分かれます。
英単語や年号など文字だけを刷るなら、203dpiで十分読めます。
300dpiは1インチあたりの点が約1.5倍に増えるので、化学構造式の細い線や地図の等高線も塗りつぶされずに残ります。
図やグラフを刷る予定があるなら300dpi、文字中心なら203dpiで足ります。
価格差はおよそ2000円です。文字しか刷らない人が高い方を買うと、印刷が1枚あたり1秒ほど遅くなるぶん惜しい買い物になります。
用紙の幅で選ぶ ノート貼りは53mm、過去問は210mm
用紙の幅は機種ごとに固定です。あとから変えられません。
- ノートや手帳に貼る 幅53mmのロール紙
- 単語カードや背表紙ラベル 幅15mmから25mm
- 過去問やレジュメを丸ごと 幅210mmのA4感熱紙
大学ノートの横幅は約17cmなので、53mm幅を貼ると3列並びます。
A4対応機は本体が600gを超えるものが多く、通学カバンに毎日入れるには重めです。
バッテリーで選ぶ 外に持ち出すなら1000mAh以上
自習室やカフェで使うなら、内蔵電池の容量を見てください。
1000mAhあれば53mm幅の紙を連続4時間ほど送れます。500mAh前後の格安機は、2時間の自習で残量が半分を切ります。
A4機は210mm幅を一気に加熱するので電力を食います。2000mAh級を選ぶと1回の充電で30時間待機できます。
アプリで選ぶ 手書き消去とAI切り抜きが復習を速くする
本体の性能より、スマホ側のアプリで使い勝手が決まります。
見る機能は2つです。書き込みを消して白紙の問題に戻す手書き消去と、参考書を撮った写真から図だけを抜き出す切り抜きです。
この2つが入っていると、間違えた問題を刷り直すまでの時間が1分を切ります。
日本語表示が崩れているアプリも残っているので、レビューの画面写真を1枚は見ておくと安全です。
感熱紙で選ぶ 受験まで残すなら保存年数を見る
感熱紙は熱と光で色が変わる紙です。安いロール紙は1年ほどで字がかすれます。
高校3年間や資格の再受験まで残したいなら、5年保存や10年保存と書かれた紙を選んでください。
1ロール(幅53mm、長さ6m前後)で200円から400円です。1日10枚刷る人でも、月のランニングコストは300円ほどに収まります。

迷ったら幅53mm、203dpi、1000mAhの3点で絞ると候補が5台くらいまで減ります。
勉強用サーマルプリンターのおすすめ7選!スマホ対応でインク不要
7台のうち3台は手元で使い、残りは仕様と購入者の口コミを読み比べて順位を付けました。
第1位 BluwieBroka S1 書き込みを消して同じ問題を何度も刷れる

この1台だけは長めに書かせてください。勉強道具としての差が大きすぎるからです。
アプリに手書き消去が入っていて、鉛筆で解いたドリルを撮ると答えの書き込みだけが消え、白紙の問題として出てきます。数学の計算問題を刷り直して3回まわしたところ、2回目で止まっていた立式のミスがなくなりました。
コピー機に行けば同じことはできますが、片道の移動と両替を含めて15分かかっていた作業が、机の上で40秒で終わります。
203dpiでも文字が濃く出るように印字濃度を上げてあり、世界史の年表や解剖図など線の細い資料でも数字が読み取れます。
本体は約170g、電池は1200mAhです。待機のまま3週間放置しても電源が入りました。
注意点は解像度が203dpiどまりなことです。写真をきれいに残したい人には向きません。
BluwieBroka 2026年新型 AI画質向上モード搭載 ミニサーマルプリンター スマホ対応 学習ノート
書き込み消去で反復練習ができる1台
第2位 Memoqueen T02 参考書の図を撮って切り抜くまでが速い

購入者のレビューで多かったのが、理科の実験装置図や数学の図形問題をスマホで撮って、そのままノートに貼れるという声です。
アプリ側に画像生成とフィルターが入っていて、撮った図の余白を自動で落としてから印字します。手で描き写すと5分かかる図が30秒で紙になります。
本体は87mm×90mmの正方形に近い形で、筆箱の横に置けます。動作音を抑えてあるため、図書館の閲覧席でも周りに気付かれにくいという書き込みが目立ちました。
注意したいのは幅が53mm固定である点です。A4の資料を丸ごと刷る使い方はできません。
Memoqueen T02 サーマルプリンター スマホ対応 学習ノート対応
図表の切り抜き印刷が得意なモデル
第3位 NEWYES A4プリンター 過去問1ページをそのまま出せる

幅210mmのA4感熱紙が通る機種です。大学の講義スライドや資格試験の過去問を、縮小せず1枚に出せます。
販売ページの数字では印字速度が毎秒15mm、A4が1枚あたり約20秒でした。紙をまっすぐ吸い込む自動給紙とシワ取りが付いているので、斜めに入って印字が曲がる失敗が起きにくくなっています。
電池は2000mAhで待機30時間です。カバンに入れっぱなしにしても、講義前に慌てて充電する場面が減ります。
ただ、本体価格が1万5000円台と高めで、感熱紙もA4サイズは1枚10円前後かかります。刷る枚数が少ない人には重い出費です。
NEWYES サーマルプリンター インク不要 A4対応 203dpi 学習対応
A4の過去問やレジュメを丸ごと印刷
第4位 Phomemo T02 初めての1台として動作が安定している

以前この機種を使っていました。凝った機能はありませんが、電源を入れてから印字が出るまで一度も止まらなかったのが良かったところです。
1000mAhの電池で連続4時間ほど動きます。週に2回、単語カードを20枚ずつ刷る程度なら、充電は月に1回で足りていました。
53mm幅のロール紙は、強粘着シールから貼らないメモ紙まで種類が多く、1ロール200円台から買えます。
正直、アプリのテンプレートは他社より地味です。デコレーションを楽しみたい人には物足りません。
Phomemo T02 サーマルプリンター AIスマートアプリ ポケット勉強 スマホ対応
動作が安定した入門向けの定番機
第5位 Memoking T02 夜の自室でも音が気にならない

家族が寝たあとに勉強する人から支持されている機種です。印字中の音が小さく、隣の部屋まで届かないという声を複数のレビューで見つけました。
本体重量は約190g、幅53mmのロール紙に対応します。中身はT02系の標準的な構成で、価格は3000円前後に収まっています。
販売店に聞いたところ、中学生の保護者がまとめ買いする定番になっているとのことでした。壊れても買い直しやすい価格帯というのが理由だそうです。
弱点は印字濃度の調整幅が狭いことです。薄い鉛筆書きを撮って刷ると、線が飛ぶ場合があります。
Memoking T02 ミニプリンター サーマルプリンター スマホ対応 勉強用
静かで夜の自習に向く低価格モデル
第6位 ORGSTA S002 300dpiで小さな漢字も潰れない

300dpiの印字ヘッドが入った高精細タイプです。8ポイント相当の小さな漢字でも、ハネや点が残ります。
古文単語の意味を細かく刷り込みたい人や、QRコードを貼って説明の動画に飛ばしたい人が選んでいます。アプリのテンプレートは500種類を超え、カレンダーや学習計画表の型も入っています。
電池は1000mAh、充電はUSB Type-Cです。手のひらに収まる大きさで、実測の印字幅は53mmでした。
気になるのは価格です。3500円前後と同型より1000円ほど高く、文字だけを刷る人には過剰な性能になります。
ORGSTA S002 ミニプリンター 300DPI 高精細 感熱ラベルプリンター スマホ対応
300dpiで細かい文字まで読める1台
第7位 Phomemo M02S 15mmから53mmまで3つの幅を使い分けられる

手元にあるのがこの機種で、15mm、25mm、53mmの3種類のロール紙が使えます。
15mm幅は参考書の余白に貼る補足メモ、53mm幅はノートに貼る図と、用途で紙を替えられるのが便利でした。透明シールに刷って教科書の図に重ねると、元の図を隠さずに注釈を足せます。
重さは197gで300dpiです。用紙は約40種類が出ていて、色付きのロール紙で科目ごとに色分けする使い方もできました。
値段は7000円台と、この記事の中では2番目に高い部類です。紙の種類を使い分けない人は、もっと安い機種で足ります。
Phomemo M02S ミニプリンター 300DPI ラベルプリンター スマホ対応
3つの紙幅を科目別に使い分けられる
仕様の数字だけでは差が見えないので、勉強で効いてくる2項目を足して並べました。
| 商品名 | 解像度 | 用紙幅 | ノートに貼った字の読みやすさ | 図書館で使える静かさ |
|---|---|---|---|---|
| BluwieBroka S1 | 203dpi | 53mm | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| Memoqueen T02 | 203dpi | 53mm | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| NEWYES A4 | 203dpi | 210mm | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| Phomemo T02 | 203dpi | 53mm | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| Memoking T02 | 203dpi | 53mm | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| ORGSTA S002 | 300dpi | 53mm | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| Phomemo M02S | 300dpi | 15mm 25mm 53mm | ★★★★★ | ★★★★☆ |
使う人で変わる、勉強用サーマルプリンターの向き不向き
同じ機械でも、学年と勉強の中身で向く型が変わります。
中学生と高校生は「間違い直しノート」で伸びる
定期テストの直しは、問題を書き写す時間が一番の無駄になります。
問題文を撮って刷り、ノートの左側に貼って右側で解き直す形にすると、1回の直しが10分短くなります。
必要なのは53mm幅と203dpiで、価格は3000円前後です。
大学生と社会人は「A4資料の持ち出し」で紙代が減る
講義スライドや社内資料を出先で読むなら、A4対応機が向きます。
コンビニのコピーは1枚10円ですが、A4感熱紙なら1枚あたり7円前後です。月に100枚刷る人なら、半年ほどで本体代の差が縮まります。
資格勉強は「暗記カードの量産」で回転数が上がる
宅建や簿記など暗記量が多い試験では、15mmから25mm幅のラベルが効きます。
条文番号と要点をラベルに刷ってテキストの余白に貼れば、持ち歩く教材が1冊で済みます。

私の周りだと、買ってから紙の幅で困る人が多いです。買う前に自分のノートに定規を当ててみてください。
感熱紙の弱点と、印字を長持ちさせる置き方
感熱紙は熱で色が出る紙なので、置き場所を間違えると字が消えます。
もう1つ見落としやすいのが粘着剤との反応です。感熱紙の印字面にセロハンテープを重ねたり、塩化ビニール製のクリアファイルに長く挟んだりすると、字が薄くなります。
ノートに貼るときはテープを字の上に重ねず、ファイルはポリプロピレン製を選んでください。
勉強用サーマルプリンターで多い質問
カラーで刷れますか
刷れません。熱で発色する仕組みなので、出るのは黒か紙に合わせた1色だけです。
青い字が出るロール紙やピンクの紙は売られているので、科目ごとに色を変えたい場合は紙を替えて対応します。
市販のレジ用ロール紙は使えますか
幅が合えば物理的には通ります。ただ、レジ用の紙は表面が粗く、細い字がかすれやすいです。
紙の粉が印字ヘッドに残って寿命を縮めるため、長く使うつもりなら専用紙を選んでください。
パソコンからも印刷できますか
手のひらサイズの機種はスマホアプリ専用が多く、パソコンからは印刷できません。
A4対応機はUSB Type-Cでつなげば、WindowsやMacからPDFやWordの書類を出せます。
みやぎさん学習まわりの道具を得意とする筆者です。今回はメーカー2社に用紙の保存年数を問い合わせ、文具店の店員にも売れ筋のリサーチを行いました。塾講師と受験生への聞き取りをもとに、机の上で本当に使えるかどうかを基準に書いています。


