中学生の英語の勉強法は本の種類を先に決める

中学生 英語

本屋の学習参考書コーナーで20分立ち止まって、結局いちばん分厚いものを持ってレジに行く。よくある買い方ですが、その1冊は最後まで終わらないことが多いです。中学生の英語の勉強法として本を足すなら、決めるのは書名より先に種類です。今の困りごとに合う種類が決まれば、候補は3冊くらいまで減ります。

みやぎさん
みやぎさん

去年買った本、20ページで止まっています。

英語の本は4種類に分かれる

中学生向けの英語の本は、文法の参考書、問題集、単語帳、英語で読む本の4種類です。この4つは役割が別なので、比べても意味がありません。今つまずいているところで、どれを買うかが決まります。

種類 こんなときに買う 終わるまでの目安
文法の参考書 授業で説明されても分からない 1日2項目で40日ほど
問題集 説明は分かるが問題が解けない 週1単元で1年、短いものは10日
単語帳 長文で知らない単語が多すぎる 1冊を3年間くり返す
英語で読む本 文法は分かるが読む速さが出ない 1冊1か月から2か月

4つ同時に買う必要はありません。むしろ2種類までにしておくと、どちらも終わります。塾講師が書いた記事でも、まずは学校のワークを仕上げるのが最優先だと説明されています。

市販の本を足すのは、そのワークが自力で解けないときです。解けない原因が説明の理解なら参考書、手が動かないなら問題集を選びます。

どちらか分からないときの見分け方があります。ワークの答えを見て、なぜその答えになるか言えたら問題集、言えなければ参考書です。答えを見ても分からない状態で問題集を増やしても、解ける数は増えません。

単語帳と英語で読む本は、あとまわしで大丈夫です。文法が中2の途中で止まっていると、どちらも読み進められないためです。まず文法か問題集のどちらかを1冊決めてください。

薄い本を3回まわすほうが速い

分厚い本を1回やるより、薄い本を3回やったほうが点になります。1回目で全部を覚える前提の本選びが、途中で止まる原因になっています。

カーディムの記事では、易しめから始めて難易度を上げながら同じ範囲をくり返す進め方がすすめられています。入門レベルで中1から中3までやり、次に標準レベルで中1から中3、そのあと完成レベル、という順です。不定詞なら3回学び直すことになります。

同じ記事では、失敗する人のパターンも挙げられています。やり直しが必要な人が、人気の高い難しい本から始めて挫折する形です。ランキング1位の本が、自分の1冊目とは限りません。

  • 1周目は6割分かったら次に進む
  • 中3まで行ったら、少し難しい本で中1に戻る
  • 3周目でようやく細かいところを詰める

6割で進むのは気持ち悪いですよね。ただ英語は、先の単元を知ると前の単元の意味が分かることがよくあります。止まって粘るより、回数を増やすほうが早く終わります。

見開きで完結する本は途中でやめにくい

左のページに説明、右のページに書き込む問題。この形の本は最後まで残りやすいです。1回に進む量が目で見て分かるので、今日どこまでやるかを決めずに開けます。

アガルートの記事では、この見開き完結の作りが続けやすさの理由として挙げられています。説明を読んで、そのページで書いて確かめる。この往復が1ページで終わる形です。

マイベストの記事では、解説の言葉づかいを見るようすすめられています。難しい言葉で書かれた本は、分かったつもりになっても残りにくいためです。薄くても、理解できる説明が書いてあれば十分だとされています。

本屋で開くのは、自分が今いちばん苦手な単元のページです。目次で「不定詞」や「現在完了」を探し、そこを読んで分かるかどうかで決めます。前書きや第1章では判断できません。

目的が定期テストか入試かで買う棚が変わる

定期テスト用と入試用は、同じ英語でも別の本です。テストは範囲が決まっていて、入試は3年分がまとめて出ます。どちらを今やるかで、選ぶ棚が変わります。

定期テスト用なら、教科書に合わせて作られた本を選びます。塾講師の記事では、学校のワークを仕上げたあとの仕上げとして教科書準拠の問題集がすすめられています。出題の傾向がそろうためです。

入試用なら、単語帳を1冊と、3年分の文法を並べ直した問題集です。同じ記事では、入試は語彙力で差がつくと説明されています。長文に特化した問題集を1冊終えておく形もすすめられています。

中3の春休みに使う短い本もあります。10日で中1と中2の総復習が終わる問題集が挙げられていて、価格は600円前後です。部活が忙しい人でも終えられる分量になっています。

英検を受けるなら、また別の1冊が要ります。同じ記事では、入試までに3級、できれば準2級を取っておくと高校入試で有利になると説明されています。3級なら入試用の単語帳と過去問題集で足りるとされています。

3種類を同時に買わないでください。定期テストが2週間後なら教科書準拠の1冊、入試が半年後なら単語帳、英検が3か月後なら過去問題集。近い予定の順に、1冊ずつ足していきます。

すぎやまさん
すぎやまさん

春休みに10日で終わる本があるのは知りませんでした。

英語で書かれた本は文法が終わってから

物語の本を読むのは、中2の文法がひととおり終わってからで十分です。単語が分からないまま読むと、辞書を引く時間ばかりになります。文法の参考書と同時に始めないでください。

読む本の選び方には目安があります。QQキッズの記事では、英語がやさしめの作品として『Wonder』『Because of Winn-Dixie』『Charlotte’s Web』が挙げられています。章が短く、文もシンプルなためです。

逆に『To Kill a Mockingbird』『Anne of Green Gables』は難しめとされています。文学的な言い回しが多く、1ページに知らない単語が並びます。3冊目以降に取っておく形が現実的です。

読み方は1つだけ決めておきます。知らない単語が出ても、その場では引かない。1ページ読み終えてから、意味が分からず困った単語だけ調べます。この読み方で、読む速さがついてきます。

買う前に終わる日を決めておく

レジに行く前に、その本を終える日をカレンダーに書いてください。ページ数を残りの日数で割るだけです。1日3ページなら終わり、1日10ページなら別の本にします。

目安の数字は上位の記事にも出ています。78項目の文法書を1日2項目で39日、50単元の問題集を週1単元で1年、総復習の問題集で10日。どれも1日ぶんの量が決まっています。

決めた日をすぎたら、その本はいったん閉じます。次の本を買わず、1周目で分からなかったところに戻ります。買い足すのは、3周まわし終えてからで間に合います。

本の価格は変わります。ここで挙げた600円前後や1,200円前後は、上位の記事に載っていた金額です。買う前に、書店やメーカーの案内で今の価格を確かめてください。

今日決めることは2つです。4種類のうちどれを買うか。そして、いつまでに終えるか。この2つが決まれば、本屋で迷う時間は5分で済みます。

この記事を書いた人
みやぎさん
みやぎさんのベストオンライン英会話の管理者であり外国語関連のライターです。資格勉強に英会話の先生や生徒からリサーチして最新の情報をお伝えするように努力しています。特に学生向けの英語について執筆しています。
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