青の暗記ペンの使い方は、教科書や参考書の「覚えたい語句だけ」に青を塗り、乾いてから赤シートを重ねて、隠れた語句を口で答える、この繰り返しです。青のインクは赤シートを通すと黒くつぶれて読めなくなるので、印刷された文字を隠すのに向き、自分でノートに書く文字は赤やオレンジのペンで書いて同じ赤シートで隠します。塗るのは語句だけで文全体は塗らない、一度塗りで重ねない、薄い紙は下敷きを入れる、この3つを守れば、にじみと裏写りが出ずに長く使えます。
ゼブラとコクヨの暗記用ペンとシートの説明書、色の見え方の仕組み、自分で中学の社会と英単語で青ペンと赤シートを3年使った記録を合わせて書きます。
暗記ペンとは。青で塗ると、赤シートの下で文字が消える
暗記ペンは、覚えたい語句の上に塗る半透明の水性マーカーで、青か緑のインクの上に赤い透明シートを重ねると、青と赤が混ざって黒くつぶれ、下の文字が読めなくなります。シートを外すと元の文字がそのまま読めるので、同じページで「隠す」と「確かめる」を何度でも繰り返せます。ゼブラの「チェックペン アルファ」、コクヨの暗記用のペンとシートが定番で、ペンは1本100〜150円、赤シートは1枚100円前後です。蛍光ペンの黄色やピンクでは赤シートで隠れないので、暗記用と書かれた青か緑のペンを使います。
青と赤の使い分け。印刷された文字は青、自分で書く文字は赤
| ペンの色 | 使う場面 | 隠すシート | 向く物 |
|---|---|---|---|
| 青の暗記ペン(塗る) | 教科書、参考書、プリントの印刷された語句の上に塗る | 赤シート | 社会の用語、理科の名前、英単語の意味、古文の訳 |
| 緑の暗記ペン(塗る) | 青と同じ。青より目が疲れにくい | 赤シート | 1ページに塗る量が多い教科書 |
| 赤・オレンジのペン(書く) | ノートやカードに、自分で答えを書く | 赤シート | まとめノート、単語カード、問題集の答え |
| 青シート用のオレンジ(書く) | コクヨの青シートと組み合わせて書く | 青シート | 赤シートで目が疲れる人 |
青の暗記ペンは「塗って隠す」、赤やオレンジのペンは「書いて隠す」で、どちらも同じ赤シートで隠れます。教科書は青で塗り、ノートは赤で書く、この分け方にすると、シートは赤1枚で足ります。青で書いた文字も赤シートで隠れますが、暗記ペンの青は塗る用に薄く作られているので、字を書くには向きません。書く用は、赤かオレンジのボールペンを使います。
使い方の流れ。塗る、乾かす、隠す、答える、印を付ける
- 塗る語句を決める:1ページを読んでから、テストに出る語句、年号、人名、公式の答えだけを選ぶ。1ページに5〜10か所が目安
- 塗る:ペンを寝かせて、語句の上を左から右へ一度で塗る。はみ出しは気にしない
- 乾かす:水性なので、10〜20秒は触らない。ページをすぐ閉じるとにじんで反対のページに写る
- 隠して答える:赤シートを重ね、隠れた語句を声に出して答える。答えを見ずに言えたら次へ
- 印を付ける:言えなかった語句の横に鉛筆で小さくチェック。次はチェックの付いた所だけやる
この流れで大事なのは1で、読む前に塗り始めると、ページの大半が青くなって何が大事か分からなくなります。先に1ページ読み、テストに出る語句だけを塗る、この順番で、塗る量が減って覚える量も絞れます。塗った直後にページをめくると、反対のページにインクが写るので、乾く時間だけは待ちます。
塗り方の決まり4つ。語句だけ、一度塗り、下敷き、線を切らない
塗るのは語句だけで、文全体を塗ると赤シートで文が丸ごと消え、前後のつながりから答えを思い出せなくなります。一度塗りで重ねず、重ねると濃くなってシートを外しても読みにくくなり、紙が波打ちます。薄い紙の教科書は下敷きを入れ、裏のページへの写りを防ぎます。語句の途中で線を切らず、切れ目があるとシート越しに一部が読めて答えが分かってしまいます。ペン先が乾いてかすれてきたら、キャップをして1分置くとインクが戻ります。塗り間違えた所は、消せない製品が大半なので、その語句は「覚えた」と割り切るか、消しペン付きの製品を選びます。
教科別。向く教科と向かない教科
| 教科 | 向き不向き | 塗る物 |
|---|---|---|
| 社会(歴史、地理、公民) | 一番向く | 人名、年号、条約や法律の名前、地名、用語 |
| 理科 | 向く | 器官や物質の名前、単位、法則の名前。計算問題には使わない |
| 英語 | 向く | 単語帳の日本語の意味だけ塗る。英語側を塗るとつづりを書く練習にならない |
| 国語(古文、漢文) | 向く | 古語の意味、漢字の読み、文法の名前 |
| 数学 | 向かない | 公式の答えの部分だけなら可。解き方は手を動かして覚える |
青の暗記ペンは「語句をそのまま答える」教科で効き、手順を身に付ける数学と、文章を書く国語の記述には向きません。英単語は、日本語の意味を塗って英語を見て答える向きにすると、読む力が付き、書く練習は別にノートでやります。社会は塗る量が一番多くなるので、1ページ10か所を超えるなら、緑のペンに替えると目が疲れません。
隠して答える回し方。3回で定着させる
塗った語句は、その日、翌日、1週間後の3回、赤シートを重ねて答えます。1回目は全部、2回目はチェックの付いた語句だけ、3回目はチェックが2つ付いた語句だけ、この減らし方で、覚えた語句に時間を使わず、覚えていない語句に集中できます。3回とも言えた語句はチェックを消し、テスト前日にもう一度だけ全部通します。声に出して答えると、目で読むだけより残り、声が出せない場所では口を動かすだけでも違います。答えを言う前にシートをずらして見てしまうと効かないので、シートは語句を隠したまま、答えてから外します。
うまくいかない例と直し方
| うまくいかない例 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| シートを重ねても薄く読める | インクが薄い。シートの赤が薄い。緑の上に赤ではなく別の色のシートを使っている | ペンをゆっくり一度塗る。暗記用と書かれた赤シートに替える |
| 裏のページに写った | 紙が薄い。乾く前に閉じた | 下敷きを入れる。20秒待ってから閉じる。裏写りしにくいと書かれたペンを選ぶ |
| ページが青だらけで覚えられない | 読む前に塗った。文ごと塗った | 新しいページからは、読んでから語句だけ塗る。塗りすぎたページはコピーを取り直す |
| 紙が波打つ | 重ね塗り。インクの出が多いペン | 一度塗りにする。乾くまで本を開いたまま置く |
| 覚えたはずがテストで出ない | 答えを見てから隠している。1回で終えている | 隠したまま答えてから外す。翌日と1週間後に繰り返す |
うまくいかない例の大半は、塗る量と乾かす時間から起きます。語句だけを一度塗り、20秒乾かす、この2つで、薄く読める、裏に写る、波打つ、の3つは消えます。覚えられないほうは、隠したまま答える順番と、3回の繰り返しで直ります。
よくある疑問。消せるか、蛍光ペンで代用、緑との違い
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 塗った青は消せるか | 大半は消せない。消しペン付きの製品(ゼブラのチェックセットなど)なら、専用の消しペンで薄くできる |
| 普通の蛍光ペンで代用できるか | 黄色とピンクは赤シートで隠れない。青か緑の蛍光ペンなら隠れることがあるが、暗記用のほうが確実 |
| 青と緑はどう違うか | 隠れ方は同じ。青は濃く見え、緑は目が疲れにくい。1ページに塗る量が多いなら緑 |
| 図書館の本や借りた教科書に塗っていいか | 消せないので塗らない。コピーを取って、コピーに塗る |
| 赤シートは何枚要るか | 1枚で足りる。無くしやすいので、教科書のサイズと下敷きサイズを1枚ずつ持つと便利 |
| タブレットの教科書でも使えるか | 画面には塗れない。暗記アプリ(Ankiなど)で同じことができる |
青の暗記ペンは消せない前提の道具で、借りた本には使わず、自分の教科書か、コピーに塗ります。赤シートは教科書サイズを1枚、筆箱に入る小さい物を1枚、この2枚があれば家でも通学中でも使えます。
青の暗記ペンは、語句だけ塗って、隠したまま答える
青の暗記ペンの使い方は、読んでから語句だけを一度塗り、20秒乾かし、赤シートで隠したまま声に出して答え、言えなかった語句に印を付ける、この流れです。印刷は青で塗り、自分の字は赤で書き、シートは赤1枚で足ります。その日、翌日、1週間後の3回で、覚えていない語句だけを減らしていけば、社会、理科、英単語、古文の語句は定着します。
まず、次のテストの範囲を1ページ読んでから、出そうな語句を5〜10か所だけ青で塗ってください。塗り終えたら20秒待ち、赤シートを重ねて、今その場で一度答えてみるところから始めます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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