高校の参考書とは?教科書・問題集との違いと、選ぶ決め手3つ【2026年9月】

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高校の参考書とは、教科書の内容を自分で読んで分かるよう、説明を細かくし、例題と解き方を足した本のことです。結論から言うと、参考書を選ぶ決め手は3つで、1つ目は「問題集と参考書を分けて考える」、2つ目は「教科書レベルか入試レベルか、自分の今の位置で決める」、3つ目は「1教科1冊を最後まで使う」です。ここでは、学習用品のアドバイザーとして、参考書の役目、教科書や問題集との違い、種類、3つの決め手、使い方、向く3点、よくある疑問の順に書きます。

参考書とは。教科書を自分で読むための本

参考書は、学校の授業がなくても、教科書の内容を自分で理解するための本です。教科書は授業で先生が補って使う前提なので説明が短く、参考書はその足りない説明を文章と図で埋め、公式の成り立ち、用語の意味、例題の解き方を順に書いていて、授業で分からなかった所を家で読み直すため、または授業より先に進むために使います。「参考」の名のとおり、教科書の横に置いて参照する本で、参考書だけで勉強するのではなく、分からない所を引く辞書に近い使い方が本来の形です。

教科書、参考書、問題集の違い。読む本と解く本

高校の勉強で使う本は3つあり、役目が違います。教科書は授業で使う土台、参考書は分からない所を読んで理解する本、問題集は理解した内容を解いて定着させる本で、参考書に例題が載っていても量は少なく、問題集に説明が載っていても解説だけで前提の説明はないので、「読む本」と「解く本」は分けて用意します。1冊で両方を兼ねる「参考書兼問題集」もあり、数学のチャート式や英語の総合英語がそれに当たりますが、この型は厚くなるので、1冊を最後まで使う覚悟が要ります。

役目 使う場面
教科書 授業の土台 授業中、予習 学校指定の教科書
参考書 読んで理解する 分からない所を引く、先に進む 総合英語、田村のやさしく語る現代文
問題集 解いて定着させる 授業のあと、テスト前 学校配布の問題集、入試問題集
参考書兼問題集 読んで解く 1冊で通す チャート式

参考書の種類。教科書レベル、入試基礎、入試応用の3段階

参考書は、難しさで3段階に分かれます。教科書レベルは「ひとつひとつわかりやすく」「やさしく語る」などの名前が付いた入門の本で授業に付いていけない人向け、入試基礎は総合英語や青チャートなど教科書の内容を入試の形で整理した本で定期テストから共通テストまで使え、入試応用は難関大の過去問を題材にした本で、この順に読まないと途中で分からなくなります。書店の棚は下から上へ難しくなる並びが多く、自分の位置より1段やさしい本から始めると、最後まで読み切れます。

決め手1。問題集と参考書を分けて考える

参考書を買って失速する一番の原因は、問題集と混ぜて選ぶことです。「解けない」のは理解が足りないのか演習が足りないのかで要る本が違い、公式や文法の意味が分からないなら参考書、意味は分かるが手が動かないなら問題集で、分からないのに問題集を増やしても解けるようにはならず、逆に分かっているのに参考書を読み続けても点は上がりません。まず教科書の例題を自力で解いてみて、解き方が浮かばなければ参考書、浮かぶが計算や記述で止まるなら問題集、と分けます。

決め手2。教科書レベルか入試レベルかは今の点で決める

難しさは、志望校ではなく今の点数で決めます。定期テストが60点以下なら教科書レベルの入門の本、60〜80点なら入試基礎の本、80点以上で模試も取れているなら入試応用の本が目安で、志望校が難関でも今60点以下なら入門から始めた方が結局早く、入試基礎の本を1冊仕上げれば共通テストの範囲は足ります。本を開いて最初の章の例題が自力で解けるかで確かめ、半分以上解けるなら1段上、ほとんど解けないなら1段下の本にします。

決め手3。1教科1冊を最後まで使う

参考書は何冊も買うより、1冊を繰り返す方が身に付きます。同じ教科で参考書を2冊以上並べると、説明の仕方が違って混乱し、どちらも途中で止まるので、1教科につき参考書は1冊に決めて3回読み、1回目は通して読んで全体を知り、2回目は例題を自分で解きながら読み、3回目は分からなかった所だけ読み直します。1冊を終えてから次の段階の本に進むと、前の本の内容が土台になるので、2冊目は半分の時間で読めます。

  • 決め手1:意味が分からないなら参考書、手が動かないなら問題集
  • 決め手2:定期テストの点で3段階から選ぶ。迷ったら1段やさしい本
  • 決め手3:1教科1冊を3回読む。終えてから次の段階へ

参考書の使い方。読む、解く、戻るの3回

買った参考書は、読み方で効きが変わります。1回目は分からない所に印を付けながら1章ずつ通して読み、2回目は例題を自分で紙に解いてから解説を読み、3回目は印を付けた所と間違えた例題だけをテスト前に読み直す、の3回で、1回目で全部を覚えようとしないのが続ける近道です。読んだ日と章を表紙の裏に書いておくと、どこまで進んだかが一目で分かり、3回目でどこに戻るかも迷いません。学校の授業と同じ範囲を、授業の前日に参考書で読んでおくと、授業が復習になって定着が速くなります。

向く3点

高校の主要教科で、入試基礎から入門までの参考書を3点選びました。価格は2026年9月19日時点のAmazonの表示です。

改訂版 チャート式 基礎からの数学I+A

数学の参考書兼問題集の定番、青チャートです。教科書の内容から入試基礎までの例題を段階で並べ、例題の下に解き方と練習問題が付き、数学IとAを1冊で通し、価格は約2,310円です。定期テストが60点以上で、共通テストまで1冊で通したい人に向きます。

総合英語Evergreen

英文法を1冊で引ける、高校英語の参考書の定番です。文法の項目ごとに意味と使い方を例文と図で説明し、辞書と同じく引ける索引が付き、定期テストから入試まで使え、価格は約2,024円です。英文法で分からない所が出るたびに引きたい人、3年間1冊で通したい人に向きます。

《改訂版》田村のやさしく語る現代文

現代文の読み方を最初から教える、入門の参考書です。文章の読み方を語り口で説明する前半と、短い問題で試す後半に分かれ、薄くて1週間で読み切れ、価格は約880円です。現代文の点が安定しない人、何から手を付ければよいか分からない人に向きます。

よくある疑問

疑問 答え
学校で配られた参考書だけで足りる? 授業に付いていけているなら足りる。分からない所が多いなら1段やさしい参考書を1冊足す
参考書は新品と中古どちら? 改訂で内容が変わるので新品。特に英語と理科は指導要領で変わる
1年生から参考書は要る? 数学と英語は1年生から1冊ずつ持つと、授業の予習に使える
動画の授業と参考書はどちら? 理解は動画が速く、引き直すのは参考書が速い。両方あるなら動画で理解して参考書で戻る
参考書に書き込んでよい? よい。印と日付を書くと3回目に戻る場所が分かる
全教科そろえるべき? まず苦手な1教科から。数学と英語が先で、理科と社会は授業の進みに合わせて

高校の参考書とは、教科書の説明を補って自分で読めるようにした本で、問題集とは役目が違います。決め手は、意味が分からないなら参考書で手が動かないなら問題集、難しさは今の点数で3段階から選ぶ、1教科1冊を3回読む、の3つです。まず、一番点が取れていない教科の教科書の例題を自力で解いてみて、参考書と問題集のどちらが要るかを決めてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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