無印良品の4コマノートは、1ページに4つのコマが印刷されたA5のノートで、勉強では「1コマに1つの要素」を入れて、用語、公式、出来事の流れを4段階に分けて覚える使い方が合います。SNSの#勉強のタグで、暗記や要約のノートとして広まりました。この記事は、塾で自習の指導をしている講師の話をもとに、4コマノートとは何か、勉強での5つの使い方、4コマに向く勉強と向かない勉強の判断基準、書き方の決まり、続けるための工夫、一緒に使う3点、よくある疑問の順に書きます。
4コマノートとは。A5に4つのコマ、88枚の再生紙
無印良品の「再生紙週刊誌4コマノート・ミニ」は、週刊誌の4コマ漫画の欄と同じ形の枠が印刷されたノートです。大きさはA5で88枚、1ページに縦4つのコマが並び、紙は再生紙で鉛筆でもボールペンでも書け、価格は400円台なので、教科ごとに1冊ずつ持てます。もとは漫画の下書き用ですが、コマが「ここまでで1つ」という区切りになるので、覚えることを小さく分けて書く勉強に向いています。罫線のノートと違い、1コマに書ける量が決まっているため、書きすぎず、要点だけが残ります。
使い方1。暗記は「用語、意味、例、つながり」の4コマ
一番使われているのが、1ページで1つの用語を覚える書き方です。1コマ目に用語、2コマ目に意味を自分の言葉で、3コマ目に例や図、4コマ目に関連する用語や間違えやすい点を書くと、用語を4つの角度から見たことになり、1コマだけの丸暗記より思い出しやすくなります。見返すときは1コマ目だけを見て、2〜4コマ目を手で隠して言えるかを試します。言えなかったページに付箋を貼り、次の日はその付箋のページだけをやります。理科の用語、社会の人名、英単語で使えます。
使い方2。要約は「起承転結」で1ページ
教科書の1つの節や、参考書の1項目を1ページに縮める使い方です。1コマ目に「何の話か」、2コマ目に「どうなったか」、3コマ目に「なぜか、どう変わったか」、4コマ目に「結果と覚える数字や名前」を書くと、歴史の出来事や理科の実験の流れが4段階で頭に入ります。教科書を読みながら書くのではなく、読み終えてから本を閉じて書き、書けなかったコマだけ本を開いて埋めます。埋めたコマは色を変えておくと、自分が覚えていなかった場所が一目で分かります。
使い方3。数学と理科の解き方は「4手順」
数学の解法や理科の計算は、手順を4つに分けます。1コマ目に問題の型(何を求めるか)、2コマ目に最初にやること(図を描く、式を立てる)、3コマ目に計算の山(公式を当てる、変形する)、4コマ目に答えの確かめ方を書くと、同じ型の問題が出たときに2コマ目から思い出せます。解けなかった問題を、答えを見てからこの4コマにまとめ直すと、解答を写すだけより定着します。1冊で40問ほど入り、テスト前にそのノートだけを見返せば復習が終わります。
使い方4。英語は「単語、意味、例文、派生」
英単語は、暗記の4コマを英語用に変えます。1コマ目に単語と発音のカタカナ、2コマ目に意味を2つまで、3コマ目に教科書に出た例文、4コマ目に派生語や反対の意味の単語を書き、3コマ目の例文を音読して覚えます。1ページ1語だと1冊で88語なので、1週間に1冊のペースにすると、1か月で350語ほど書けます。単語帳と違って自分で書いた例文が付くので、長文でその単語に出会ったときに思い出しやすくなります。
使い方5。授業のふり返りは「1日1ページ」
その日の授業を1ページで残す使い方です。1コマ目にその日の授業で一番大事だった1つ、2コマ目に分からなかったこと、3コマ目に次までにやること、4コマ目に一言の感想を書き、寝る前の5分で埋めると、翌日の授業で分からなかったことを先生に聞けます。書く量が少ないので続きやすく、1か月分をめくると、自分がつまずいた単元が並んで見えます。
判断基準。4コマに向く勉強、向かない勉強
| 勉強 | 向く・向かない | 理由 |
|---|---|---|
| 用語と人名の暗記 | 向く | 1ページ1語で4つの角度から書ける |
| 歴史の流れ、実験の手順 | 向く | 4段階に分けると順番が頭に入る |
| 数学の解法の型 | 向く | 手順を4つに分けて思い出せる |
| 長い計算や証明 | 向かない | コマが小さく途中式が入らない。方眼ノートに書く |
| 板書を全部写す | 向かない | 量が入らない。授業ノートは別に持つ |
| 英作文、記述の練習 | 向かない | 文が長くなる。罫線のノートに書く |
判断の基準は「4つに分けて、それぞれが2〜3行で書けるか」で、書ける勉強は4コマノート、書けない勉強は方眼か罫線のノートに分けると、4コマノートは覚える専用の1冊になります。授業ノートの代わりにしないのが、続けている人に共通しています。
書き方の決まり。1コマ1つ、色は2色まで
| 決まり | 理由 |
|---|---|
| 1コマに1つの要素だけ書く | 2つ書くと見返すときに目が止まらない |
| 文ではなく単語と矢印で書く | コマが小さい。書く時間も減る |
| 色は黒と1色まで | 色分けに時間を使うと覚える時間が減る |
| 1ページ目に目次を作る | 88枚あるので、あとから探せる |
| 見返した日を右上に書く | 3回見返したページは覚えたとして飛ばせる |
書くのに1ページ3分、見返すのに1ページ30秒を目安にして、3分を超えるなら要素を減らし、30秒で思い出せないページに付箋を貼ります。きれいに書こうとすると続かないので、字は自分が読めればよいと決めます。
一緒に使う3点
4コマノートと、向かない勉強を受ける方眼ノート、印を付ける蛍光ペンの3点です。価格は2026年9月18日時点のAmazonの表示です。
無印良品 再生紙週刊誌4コマノート・ミニ A5
この記事で書いた使い方の本体です。A5で88枚、1ページに縦4コマ、再生紙で鉛筆でもペンでも書け、価格は約420円です。教科ごとに色の付箋で分けて、暗記用に1冊ずつ持つ使い方に向きます。
コクヨ キャンパスノート B5 5mm方眼罫 5冊
4コマに入らない計算や証明、板書を書くための方眼ノートです。B5の5mm方眼で、図や表の線がまっすぐ引け、5冊で価格は約559円です。4コマノートを覚える用、方眼ノートを解く用と分けると、どちらも役目がはっきりします。
ゼブラ マイルドライナー ナチュラルマイルド 5色
見返して覚えていなかったコマに印を付ける蛍光ペンです。色がやわらかく裏に写りにくいので再生紙にも使え、5色で価格は約318円です。1色目を「覚えていない」、2色目を「2回目も覚えていない」と決めて使うと、色の数がそのまま復習の優先順位になります。
よくある疑問
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 4コマが埋まらない | 4コマ目は「間違えやすい点」か「テストに出た形」にすると埋まる。空けたままでもよい |
| 1ページ1語だと冊数が増える | 覚えた語のページは切り取るか、目次に済みの印を付けて飛ばす |
| 小学生にも使える? | 使える。漢字は「漢字、読み、熟語、書き順の注意」の4コマにする |
| 無印のノートが手に入らない | 方眼ノートを4つに折って線を引けば同じ使い方ができる |
| 絵を描いた方がいい? | 描ける物は描く。図で覚えた方が思い出しやすい。うまさは関係ない |
| 何回見返せばいい? | 翌日、1週間後、1か月後の3回。3回とも言えたページは終わり |
無印良品の4コマノートは、1コマに1つの要素を入れて、用語や流れや解き方を4段階に分けて覚えるノートです。暗記、要約、解き方、英単語、授業のふり返りの5つの使い方から自分の教科に合う物を選び、4つに分けて書ける勉強だけに使い、翌日と1週間後と1か月後に見返せば、覚える専用の1冊としてテストまで使えます。まず、明日のテスト範囲から用語を1つ選んで、1ページ書いてみてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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